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Japan

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原研哉氏
原研哉(はらけんや)
1958年岡山生まれ
グラフィックデザイナー、武蔵野美術大学教授、
日本デザインセンター代表取締役
「もの」のデザインではなく「こと」のデザインを志向し、
2002年より無印良品のアートディレクションを担当。また
『RE DESIGN-日常の21世紀』『HAPTIC-五感の覚醒』
など、展覧会と書籍を基軸とした複合プロジェクトを数多く
手掛ける。近著『デザインのデザイン』(岩波書店)で
第26回サントリー学芸賞を受賞。
Key Person Interview Kenya Hara
[ 2007.2.1 up ]

ソニー。それは、ひとつの「態度」である

「ソニーのデザイン」と聞いて「あぁ、あの製品」とピンとくる人も多いようですが、僕の場合、それがひとつの製品に集約できないんです。製品というより、ひとつのattitude(態度)が、僕にとってのソニーと言ったらいいでしょうか。テクノロジーがもつ未知の可能性を、人間の感覚にいちばん近いところできちっととらえて、繊細に表現してくる。製品全体を見て、そう感じるんです。

テクノロジーを美術品に例えれば、分かりやすいかもしれませんね。どんなに素晴らしい美術品でも、それだけでは半分。人がそれを鑑賞して、はじめて残りの半分が成就します。つまり、作品だけでなく、それを見る人の受け止め方がとても重要なわけです。テクノロジーも同じこと。大切なのは、新しい技術や機能を「人々がどう受け止めたがっているのか」なんですよ。そんな人々の感覚が求めていることを、ソニーはものすごく精密に、デリケートにすくい上げてくる。その「態度」が、製品にソニー性ともいえる何かを宿らせると、僕は感じています。

デザインに求められるのは「繊細さ」

その「態度」の繊細さに、誤解をおそれずに言えば、「日本的」なものを感じるんです。ソニーというと「小ささ」をイメージする人も多いかもしれませんが、いくらテクノロジーが進歩しても、製品はただ小さくすればいいというものではありません。やはり指より小さいボタンは押しにくいわけですよ。そこに日本の文化がもつ繊細さが加わると、ボタンの色や形をどうするかという話ではなく、操作したときの押し心地やインタラクションがどうか、というようにテーマが変わってきます。その完成度が高いと、「小さくて使い心地がいい」、「品質がいい」と思えてくる。ソニーは、そういう部分が伝統的に上手だと思います。

僕はそんなソニーのファンのひとりです。よく使っているのはサイバーショット。以前からずっと愛用していますが、実は、よく失くすんです(笑)。その度に、最新のソニーを手にする。最近はハンディカムも手に入れましたが、それも、やっぱり使い心地がいいからです。ボタンの押し心地とか、機器のリアクションとか。それから、大きな製品にも、やはり繊細さを感じます。BRAVIAを見て感じるのですが、 やっぱりフラットな面の完成度では、ソニーが一番きっちり仕上がっていると思いますね。

サイバーショット(DSC-N1)
サイバーショット(DSC-N1)
ハンディカム(HDR-HC3)
ハンディカム(HDR-HC3)
BRAVIA(X2500 Series)
BRAVIA(X2500 Series)
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