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Feature Design DSC-TX1
Feature Design DSC-TX1

色と光沢、造形がおりなす表現性

秋田:今回のカラーリングでは、美しい曲面を活かせる色と質感を選びたいと思いました。ボディをマットに、レンズバリアを光沢系にしたのは、そのためです。また、パーティなどの華やかなシーンをイメージし、ジュエリーのようなキラリとした質感もほしいと考えました。まず決めた色は、定番のピンクとシルバー。普通なら、ここにブラックを加えるところですが、あえてニュアンスを重視し、チタンのようなグレーを採用しています。

難しかったのはゴールドですね。DSC-T77で好評だったブラウンに代わる、さらに高級感のある色として提案したものです。ゴールドだけはレンズバリアに鏡面仕上げを選んだのですが、どれだけ試行錯誤を繰り返してもイメージした色が出てきませんでした。鏡面仕上げは、アルミの下地を鏡面になるまでバフで磨き上げ、染色するもの。そのきれいな鏡面が、染色の微妙な加減で金属感が死んでしまったり、色がくすんだりしてしまうのです。ほしいのは、ジュエリーのような透明感で、暗くシックなゴールド。輝度を上げて明度は下げるというのだから、我ながら無理難題でした。何度も試作に失敗し、やっと狙ったゴールドが出せたのは、もう別の処理が検討されかけていたくらいでした。しかし、その高級感は一目瞭然で、苦労した甲斐はあったと思います。

また、ブルーの色出しも一筋縄にはいきませんでした。今回はちょっと冒険し、ラグジュアリーなバイオレットブルーを選択。ところが、この色は光源によって色合いがまるで変わってくるのです。自分のデスクでは深いブルーだったのに会議室では赤紫に見えたりするので、色のチェックや修正指示には気を遣わされました。しかし、その色の変化こそ面白み。オーナーになる方にはぜひ表情の移り変わりを楽しんでほしいと思っています。

ケースに惚れてTを選ぶ、というのも正しい

勝樂:新しくレザーカバーLCJ-THEとハードキャリングケースLCH-TW1をデザインしました。

レザーカバーは「サイバーショットセントリック」というコンセプトに基づいて開発したもの。これは、プロダクトの持つ質感などを、ケースにも反映させようという考え方です。DSC-TX1の高級感に合わせ、素材には型押しの本革を採用しました。さらに、ケースでは初の試みとして、メタリックとノンメタリックの色を2層重ねて、ラグジュアリーな風合いに仕立てています。もちろん、機能にも工夫を凝らしました。三脚ネジを使ってカメラに装着することで、撮るたびにカバーをしまう煩わしさを解消。しかもカメラを構えるときは、カバーをそのままグリップとして使えます。ロゴバッジには、DSC-TX1のトップカバーの色と質感を反映。それをスライドさせて引き抜くと、そのままスタイラスになる、という趣向です。

ハードキャリングケースは、これまでカメラの保護を第一に考えたケースがなかったため、デザイナーから「機能」を提案し、製品化したものです。素材はスーツケースでおなじみのポリカーボネート。100kgの重さや1.5mからの落下などにも耐える、質実剛健なつくりです。内部には猫の肉球のようなクッションがあり、これがカメラをしっかり押さえます。おかげで、さまざまな大きさのモデルに対応できる、移動中にカメラがガタつくのを防げる、ショックを和らげてくれるなど、メリットは豊富です。開閉時の事故にも気を遣っていて、片手で開けた時にカメラが滑り落ちるのを防ぐよう、一度クリックさせてから全開にする機構を備えました。

  

気軽に持ち歩くならレザーカバー、旅行や出張で鞄に押し込むならキャリングケース。どちらも機能満載です。カメラとケースでひとつになった“サイバーショット"の世界を、ぜひ手に入れてほしいと思います。

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