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Feature Design Active Style Headphones
Feature Design Active Style Headphones

プロダクトの個性をパッケージに写し取る

木村 奈月氏

木村:アクティブスタイルヘッドホンのパッケージは、グローバルな展開に対応できるクラムシェルタイプです。シンプルな造形でありながら、実はさまざまな新しい試みが盛り込まれたヘッドホン。それを、このパッケージのデザインでも表現したいと思いました。

今回のパッケージは、大きく分けて形、色、写真という3つの要素で構成されています。まず形ですが、ミニマムなプロダクトデザインの特徴を生かし、極力、飾り気を払拭することを狙いました。シャフトのしなりをイメージさせる曲面を押し出しつつ、棚置きも考慮して底部はシンプルな直線で構成しています。もちろん、すべて直線で構成した方が話は簡単なのですが、ここは譲れないところ。包装設計の担当者にもずいぶんと協力してもらいました。色については、プロダクトにない色は使わずに。シルバーと黒、オレンジと3色しかありませんが、それでも退屈なものにならないよう配慮しました。また、特に北米マーケットの場合、使用シーンが明快なプロダクトは往々にして、そのシーンがわかるよう製品を装着したイメージ写真を表面にあしらうことが要求されます。しかし今回はあえて装着写真を裏面に移し、表面は黒をベースにしたシンプルなデザインで商品そのものを語らせるようにしました。

斬新なプロダクトだけに、新しい試みにもトライしました。クラムシェルでは商品の全面を見せるのが常です。それを今回は、あえて半分隠すようにデザインし、そのスペースに各モデルが最も引き立つ「魅せる」カットをあしらったのです。これは左右対称のプロダクトが可能にしたことでもあります。店頭で手にするお客様に独自の世界観を伝える、ソニーらしいプロダクトが主役のパッケージができたと思っています。

ヘッドホンのデザイン、それはスタイルを提供すること

和田:アウトドアで使うヘッドホンの源流は"ウォークマン"。私たちは、このカテゴリーを開拓し、リードしてきたという自負があります。そのプライドがどこで発揮されるかというと、新しいことに挑戦し続ける姿勢だと思うんです。実はヘッドホンは大変なテクノロジーのかたまりで、自由にデザインできる余地は意外とせまいものです。大きさや構成要素にも装着性との両立という制限があります。それでもあきらめず、デザインでできることを追求していく…私は、ヘッドホンのクオリティは、そのままデザインのクオリティなのだと考えています。

和田 淨氏,湯山 恭男氏,小宮山 淳氏,木村 奈月氏

実際、ヘッドホンというのは、デザイナーにとってやりがいの大きいプロダクトです。これほどユーザーの身体に密に触れる…いわば身体の一部として使われる工業デザインは、そう多くありませんからね。こういうプロダクトは、スペックだけで語ることができません。眼鏡だって「見えれば何でもよい」というものではないでしょう。ユーザーの好みや使用シーン、装着性を考慮したデザインがあって、はじめてプロダクトとしての価値が生まれます。同じようにヘッドホンも、単に音がよいというだけでなく、デザインを通じてユーザーに唯一無二のスタイルを提供できるところが面白い。「プレーヤーは変わっても、ヘッドホンはこれでないとダメなんだ」といってもらえたら最高です。

アメリカを訪ねると、ヘッドホンで音楽を楽しみながらジョギングする人々を当たり前のように目にします。音楽とスポーツが、何の違和感もなく自然に溶け合っているんです。今回のアクティブスタイルヘッドホンを通じ、そのようなシーンが世界中に広がってくれればうれしいと思います。

※本製品は4月中旬国内発売予定です。
※掲載されているパッケージイメージは、US向けパッケージです。

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