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Feature Design PLAYSTATION®3
Feature Design PLAYSTATION®3
後藤 禎祐氏

ソニーデザインを象徴する、コントローラ

後藤:“プレイステーション”といえば、グリップの付いた使いやすいコントローラがトレードマークです。1994年、はじめてPlayStation®が世に出た当時、ゲーム機のコントローラといえば、平らなパッド状のものしかありませんでした。そこにグリップ付きのデザインを提案したのは、“プレイステーション”が最初です。持ちやすく操作性の良いコントローラは、多くのゲームユーザーに受け入れられ、他社製品にも大きな影響を与えることができました。今では家庭用ゲーム機を示すアイコンにもなっています。
一つのデザインでこれほどまでに長い間、基本的な形状が受け継がれることは、他には殆どないことです。デザインにおいて本質的な改革をなし得ると、商品がとても強くなるというよい例かと思います。

PLAYSTATION®3では、その資産を継承しながら、どう進化させていくかがテーマになりました。その一番の特長は、ワイヤレス化です。今回は、Bluetoothの採用やバッテリーの小型化・軽量化で、大きく重たくならず、使いやすさを損なうことのないワイヤレス化を実現出来ました。

Feature Design PLAYSTATION®2

その他にも、きめ細かな改良を加えています。たとえば、L2/R2ボタンは、トリガーやアクセルのように、より微妙な操作が必要とされるゲームに対応できるよう、ストロークを深くしました。また高精細なハイビジョン画面での表現にふさわしいよう、アナログスティックの倒れ角も大きくしました。またコントローラの裏側も変更しています。これまでは、中指がぴったりとハマるよう裏面の前側に大きな指がかりがありました。今回はより自由な握り方ができるように、指がかりを小さくし、位置も見直しました。いずれも、非常に微妙なことです。しかし、ゲームを長時間遊んでいただくと、その効果に納得していただけると期待しています。

“プレイステーション”を超えるのは、いつも“プレイステーション”

後藤:いちばん最初に、“プレイステーション”はつねに「その時代における最高のエンタテインメント機」を目指してきたと、お話しました。歴代モデルのプロダクトデザインを担当させていただく中で、私がいつも追求してきたのは、いかにしてたくさんのお客様に満足していただけるデザインに仕上げるかということでした。たとえば1994年発売の初代PlayStation®では、箱形の本体に当時ゲーム機として新しいメディアだったCD-ROMの蓋の丸と、2つの丸いボタンだけで表現したシンプルなデザインを採用しました。また2000年発売のPlayStation®2では「宇宙・地球・生命」をキーワードに、黒い石盤からゲームやDVDといった、新しいエンタテインメントの世界が生まれていくことをメッセージとして埋めこんだ造形にしました。シンプルで特長的でありながら飽きの来ないこれらの造形は、“プレイステーション”フォーマットの発展に大きく貢献したと自己満足しています。

PlayStation®

1994年に発売された初代PlayStation®

Feature Design PLAYSTATION®3

そして今回のPLAYSTATION®3は、高いクォリティーのゲームや、ブルーレイディスクの映画がハイビジョンに対応し、楽しみのクォリティーが一気に拡大しました。
この特長を外筺から最大限に感じていただけるように、光沢のある仕上げを採用しました。そのお陰で緩やかな曲面をより美しく見せることが出来たと思います。ワイヤレスですからコントローラのケーブルが常に挿されていることもありません。また、ハードディスクを内蔵していますので、メモリースティックなどのメディアのスロットに蓋を付けて隠し、シンプルな佇まいを演出しました。

PLAYSTATION®3は次世代を見越したスペックです。これから素晴らしいエンタテインメントの世界が広がります。コントローラは、ワイヤレスですから、今迄のようにケーブルが出て来ませんので、他のAV機器とも親和性のよい置き方が出来ます。
PLAYSTATION®3を是非大画面のAVシステムに繋いでいただき、この新しいエンタテインメントの世界を、思う存分楽しんでいただきたいと思います。

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