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Feature Design Sony UI Sound And Light

快適な操作感を生む、サウンドデザイン

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永原:ソニーのUIで、はじめて本格的なサウンドデザインを導入したのは、“ハンディカム”でした。当時、世の中にあるプロダクトといえば、ただビープ音が鳴るだけ。そんな中、技術の進歩で、小さなシンセサイザーを搭載することが可能になったのです。

音階や音色を表現できるようになったおかげで、高音が聞き取りにくい方に配慮したユニバーサルデザイン的な音づくりや、よりニュアンスを追求した操作音を実現できました。その後、“サイバーショット”から、サンプリングデータを使うことが可能となり、さらに表現が豊かになりました。オリジナリティのある起動音や操作音、メカニカルなシャッター音を再現するなど、撮る手ごたえやカメラらしい質感も演出。今では、カメラ雑誌のレビューで、その音が評価されるまでになっています。

このような魅力づくりと同時に、私たちが取り組んでいるのが、UI構造に則した音づくりです。たとえば“サイバーショット”や“NEXシリーズ”の場合、メニューを開くときは上昇系、閉じるときは下降系のサウンドを採用。メニュー内部でも、上の項目に移動するときは高い音、下がるときは低い音を鳴らします。UIの構造やユーザーの動作を音に反映することで、操作感を高めているのです。

音が主張する、ソニーブランド

永原:カメラのUIサウンドの例は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための 、取り組みのひとつです。さらに私たちは、同じ作法を、他のカテゴリーのプロダクトにも横断的に展開しようと試みています。そうすることによって、ソニーブランドとしての統一感が生まれ、複数のプロダクトを利用する際も、使いやすさが向上すると考えているからです。

また、ブランドを超えて同じ音を採用することもあります。“サイバーショット”と“α”のフォーカスロック音は、実は同じことにお気づきでしょうか。これはソニーらしさとスピード感を求め、ユーザーテストまで実施してチューニングした音。プロダクトごとに最適化すべきか、統一すべきか、音の機能や言語としての意味を考慮し、対応を変えているのです。

さらに、プロダクトに依らない「ソニーブランドの音」もデザインしています。ソニーのCMでは、「make.believe」のロゴとともに、最後に印象的な、シンプルなピアノと重低音の二つが響き合った音が鳴ります。

プロダクトのキャラクターをつくる

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藤木:ソニーのプロダクトには、独自の機能や操作性を持つものが少なくありません。そのたびに、新たなサウンドデザインが必要になります。“Sony Tablet”もそうでした。

このプロダクトは、軽快感がキーワードです。人は、ある程度、音に長さがないと音程や音色を認識できません。それでは軽快なユーザーエクスペリエンスは実現できないでしょう。検討の結果、私が用意したのは、指先で軽く触れることで反応するような軽快なタップ音でした。

しかし、「Favorites」の画面を立ち上げるときだけは、特別な雰囲気を演出したい。ソニー独自で、使い勝手もよい、目玉ともいえるアプリケーションだからです。そこで、UIで表現しているような空間を感じさせる音を重ね、「これまでと違う世界に入った」印象を演出しています。

「Favorite」の起動音にもこだわりました。はじめて電源を投入したときは、ウエルカム感を演出するため、長めの起動音。二度目からは、普段使いにふさわしく短めに。箱を開けたときと、設定が終わってからは、ユーザーの心理が違うので、それぞれに適切なスピードで操作を促してあげようというわけです。

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