
Emotional player:録画した番組を大きいサムネイルで見やすく、軽快にコンテンツを選択。

Emotional player:録画した番組内のテロップを自動抽出して、一覧表示し、見たいシーンから再生できます。
櫻井:ついにWindows Vistaが登場しましたが、これにより今までVAIOが提案してきたことの多くがVistaの持つ機能で実現されることになります。つまり同じOSを搭載しているパソコンは、どれも一様の楽しみ方が可能になる。VAIOは没個性になってしまうのか? そこで、企画・設計のメンバーと一緒にVAIOの魅力をユーザーエクスペリエンスデザインの視点から再構築しようと考えました。
ソニーにはたくさんの要素技術があります。たとえばテレビ番組をただ録画・再生するだけでなく、そこにネットワーク経由でメタデータを付加する、それによって単なる画面のデザインではなく、コンテンツの楽しみ方をデザインすることが可能になる…。実は、テレビPC向けのWindowsベースのPCアプリケーション開発が同時に進行しており、その機能を「TP1」にも応用したものが「Emotional Player」なんです。
今回の「TP1」はテレビとつないで楽しむのが前提ですから、大画面に特化したインターフェースデザインやリモコンとの親和性が重要です。楽しみの入り口が「VAIOリモコンランチャー」、ここから「Emotional Player」やテレビでWEBを楽しむ「VAIOリモコンブラウザー」が起動できます。どれも、リモコン操作を前提としたインターフェースで、画面から離れた場所からでも見やすく、使い心地もスムースです。
「同じOSやコンテンツでも、ソニーなら違う楽しみ方ができる」と言っていただけるのが私達の目標です。「TP1」はその第一弾。コスメティックなデザインだけでなく、アプリケーションにも注目していただきたいと思っています。


VAIOリモコンブラウザー:リモコン操作でインターネットを閲覧でき、登録した RSSなどの情報も見ることができます。
赤川:確かに、「TP1」はソニー独自の機能が充実していますね。たとえば「Emotional Player」の「テロップ検索」。録画したニュース番組からテロップだけを抽出して一覧で表示できる、検索できるというのは、忙しい方には実に便利です。また、「CM検索」もユニーク。これは録画した番組からCMだけを抽出して、企業やカテゴリーごとに分類できる機能で、たとえば最新映画のCMをチェックし、そのURLからVAIOリモコンブラウザーで公式サイトに飛ぶ、というように楽しみをどんどんつなげていけます。
以前私はホームプロダクトでインターフェースデザインを担当してきました。テレビとつないで楽しむ「TP1」において、例えば“ブラビア”をつないだとき、同じソニーなのに、操作の作法やレスポンスに違和感があっては困ります。リビング環境におけるプロダクトのインターフェースデザインのノウハウ、経験を生かし、企画、設計、プロダクトデザイナーと各担当間を駆けずり回って、デザイン、仕様の意思統一を行いました。結果、メンバーの協力のもと、ユーザーの皆さんにストレスのない、快適な操作感を実現できたと思っています。ぜひ、この感覚を体験していただきたいですね。
パソコンでAVエンターテインメントを楽しもう。それを、いち早く提案してきたのがVAIOです。この部分では絶対にリードしようというのが、私たちの暗黙のテーマ。「TP1」にも、その遺伝子はしっかり息づいています。