ソニーは、バイオマス資源(※)から作られる「植物原料プラスチック」を用いた非接触ICカードを世界で初めて(2006/11/28)実用化することに成功しました。非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」の応用例であるプリペイド型電子マネー「Edy(エディ)」を搭載したEdyカードや社員証・会員証などへの採用が可能で、これにより、現在その利便性・安全性などの点から急速に普及している非接触ICカードを、さらに環境に配慮したものとすることが可能になります。ソニーでは、開発部門と共同で、その素材の良さを表現するグラフィックデザインや表面処理など、デザイン面からの検討も行ってきました。
※生物資源の総称で、農林水産物やその余剰物、未利用資源を意味します。石油、石炭などと異なり、太陽エネルギーと大気、大地、海などから毎年再生可能で、エネルギーや材料分野で新しい資源として期待されています。


デザインは2種類考えました。1つは植物原料プラスチックの質感を生かした、陶器のような印象のマットアイボリーのカード。シンプルに、ロゴだけを配置したデザインです。
もう一つは、みなさんに親しみ易くもっとカジュアルな気持ちで使ってもらうことを考えた、“芽にょきにょき”デザイン。こちらは気持ちの良い晴れた空に、「FeliCa(フェリカ)」のアンテナと植物プラスチックの出会いをイメージして、「FeliCa(フェリカ)」のアンテナに植物の芽が芽生えて伸びていく様子を表現しています。


ソニー学園湘北短期大学では、植物原料プラスチックを用いた非接触ICカード「FeliCa(フェリカ)」を学生証および教職員証として使用しています。
学生証らしい爽やかさや清潔さを表現するため、淡いトーンで大学のロゴマークを美しく配置したシンプルなデザインになっています。
「植物原料プラスチック」を用いた健康保険証(参考資料)
ICカードではありませんが、植物原料プラスチックからなるカードを、ソニー健康保険組合が交付する健康保険証約15万枚に採用し、現行保険証からの一斉切り替えを実施しています。