
“サイバーショット”「DSC-N1」の最大の特長は、3インチという大きなサイズの液晶画面を搭載していることです。そのため、従来のデジタルカメラには必ずついていた十字キーと決定ボタンを省き、タッチパネルで操作するというものになっています。
全く新しいものであったため、デザインにあたっては一からのスタートとなりました。まずはデザインスタッフが膨大なスケッチを描き、それを持ち寄ってデザイナーと設計担当者が会議を繰り返し、さらにデザイン用のWebサイトを社内で立ち上げて、意見交換をしました。既成概念にとらわれず、タッチパネルという新しいシステムで何ができるのかを自由に考えていく過程の中では、多くの面白いアイデアが生まれました。

ただし、あくまでも幅広い年齢層が使うデジタルカメラであるため、斬新すぎることは避ける必要がありました。たとえばトップ画面では、ひとつずつカーソルを動かして決定ボタンを押すのではなく、アイコンが描かれたボタンを直接触るだけで操作できます。ボタンのサイズも、試行錯誤を重ねた結果、最適な大きさに設定しています。また、小さくスタイリッシュなデザインを追及しながらも、体が大きく、指が太いなど、日本人とは体格の異なる外国の方にも操作しやすい大きさにしています。このように、デジタルカメラとしての使いやすさとデザイン性の両立に、徹底的にこだわっています。