
所属部署の業務について教えてください。
ソニー製品の色や素材について考えたり、カラーコンセプトを策定することが主な業務です。個々の製品の色だけを考えるのではなく、他の製品との連携をとったり、カラートレンドや将来の流行色を分析しながら、ソニーの色や素材を決定します。
担当している仕事について教えてください。
昨年からカラー&マテリアルチームに所属しており、パーソナルオーディオのプロダクトデザインも兼務しているため、主にパーソナルオーディオ関係のカラーデザインに携わっています。最近のモデルでは、WALKMAN® Eシリーズのカラーバリエーション、着せ替えパネルのバリエーションを担当しました。着せ替えパネルで幅広いユーザーの方々に色と柄のカスタマイズを楽しんでいただけるモデルです。
入社時は、サイバーショットのグループに所属し、アクセサリーやサイバーショット本体のプロダクトデザインを担当しました。また、PCマウスのデザインも担当し、その時は形状をデザインしながら色も同時に自分で考えられたので楽しかったです。

どうしてソニーで働きたいと思ったのですか?
就職活動をしているとき、就職するか留学するか迷っていました。いろいろ考える中で、世の中には自分が欲しいと思えるものがあまりないことに気づき、自分で使うものは自分で作りたいと思いました。そのとき、「人のやらないことをやる」というソニーの理念を知り、自分のベクトルとマッチしていたのでソニーを受けることにしました。現役デザイナーが会社説明のため学校へ来てくれたとき、とても雰囲気が良く、こういう人が働いている企業なら楽しそうだと思えたのも大きかったです。
仕事の中で一番心に残っていることは何ですか?
やはり初めてデザインしたサイバーショットのことですね。デザインのアイディアが出てから、最終的に決まるまでにとても時間がかかりました。新しさを出したい反面、サイバーショットらしさを保つ必要もあり、何度もデザインをやり直しました。でも最終的には、元々の「二つの異なる素材を組み合わせたデザイン」というコンセプトも残しつつ、満足できる形にできました。デザインが決まってからも、理想の色、質感になるように担当設計者と塗料の配合や温度などを試行錯誤しました。本当にお店に並ぶか心配で、発売日に販売店へ行き、自分で1台購入しました。お客さんがどう見てくれているかも観察していましたね。
ソニーに入社してから気づいたことはありますか?
ひとつの製品ができてお客様の手に渡るまでに、非常に多くの人たちが関わっているということです。想像以上にいろいろな部分にいろいろな人たちが関わっていて、製品ができるまではもちろん、店頭にならんで販売されるまで、たくさんの方の努力によって製品が届けられていることを知りました。
また、職場の雰囲気が良かったことです。分からないことがあるときや困っているときには、先輩のデザイナーが親切に教えてくれます。私の会社生活は長く続かないと家族は思っていたようですが、今まで続いているのは周囲に恵まれているからだと痛感しています。
これからやってみたいことはありますか?
貪欲にいろんなことに挑戦してみたいです。本当にやりたいと思えば実現できる会社なので。企画から依頼されたものをデザインするだけでなく、デザイナー側が提案して製品になるものも少なくありません。みんなが楽しくなるようなデザインを提案していきたいです。
山岸さんにとってソニーデザインとは何ですか?
「美しさ」と「機能性」の両方が備わっているものだと思います。そして、個人的にはそこに「楽しさ」というエッセンスも不可欠だと思います。