
所属部署の業務について教えてください。
一般的にグラフィックデザインと呼ばれる業務です。ソニーでは、コミュニケーションデザインと呼んでいます。ロゴマークやパッケージのデザインなどはもちろん、これらに加えて、プロダクトやサービスのブランディングや、ソニーグループのあらゆる企業のビジネス戦略にも非常に密接に関わっています。
担当している仕事について教えてください。
現在はVAIOモデルのブランディングに携わっています。また、銀座のソニービルで開催される「Canvus@Sony」 というイベントのクリエイティブディレクションも担当しています。イベントのストーリー作りから、ウェブや展示のディレクションまでも行っています。他には、アニュアルレポートのエディトリアルデザインや、ソニーのインターネットテレビサービスである「 branco 」のロゴデザインも担当しました。
どうしてソニーで働きたいと思ったのですか?
もともとブランディングに興味があったのですが、ソニーの現役デザイナーとお話しする機会があり、ソニーのコミュニケーションデザインの幅の広さに興味を持ったからです。大学でグラフィックデザインを専攻していると、広告会社への就職を志望する場合が多いですし、メーカーのグラフィックデザインというと、パッケージデザインとロゴデザインくらいしか思い浮かびませんでした。けれど、ソニーでは社内で、上流から最前線のお客様との接点まで、一貫したブランドストーリー作りを体験できることを知り、関心を持ちました。
仕事の中で一番心に残っていることは何ですか?

ラジオ(XDV-100)のパッケージデザインを担当した時のことですね。入社一年目であったにも関わらず、ゼロからデザインを提案させてもらいました。商品企画の担当者も新しいことをやりたいと思ってくれていたようで、「こういうのをやりたかった!」とこちらの提案を受け入れてくれました。そこからいろいろな方々を巻き込んで作業を進めていくのは時間がかかりましたが。商品企画や営業の部署へ出向いて、用意したイメージボードを提示してコンセプトを共有したり、包装設計の担当者にも協力してもらったりして、アイデアを実現できました。国内でしか販売されないモデルで、ラジオというとても小さなプロダクトですが、 店頭での展示も少し凝ったものにしてもらったりと、本当にやりがいのある仕事でした。
ソニーに入社してから気づいたことはありますか?
当たり前かもしれませんが、いろいろな人がいるなと思いました。ソニーといえども企業ですから、最初は「サラリーマン」という堅いイメージがあったんです。ですが、入社してから、様々な部署があって様々な人がいることに改めて気づかされました。デザイナーについて言えば、ソニーのデザインはシンプルでかっこいいので、デザイナーもぴしっとした感じの人たちなのかなと思っていたのですが、非常にフレンドリーな社員が多くて、ますますこの会社に来て良かったなと思いました。あと、人をとても大切にしてくれます。上司は細かいところまでよく見てくれています。大きな案件を担当してあくせくしているときでも、後日、「あのときはあの件でよくがんばっていたな。」ときちんと評価してくれます。
これからやってみたいことはありますか?
現在は、いろいろなジャンルのコミュニケーションデザインのプロジェクトに携わっていますが、なかでも、商品に密接に関わる仕事にはとても興味があります。お客様との接点を演出していくことに醍醐味を感じているからです。
田島さんにとってソニーデザインとは何ですか?

入社3年目ではまだまだ語れないと思います。ソニーデザインには、いわゆる「憲法」のようなものはないようですが、ソニーデザインの「精神」はあります。この「精神」は、誰もが共有しています。そして、先輩たちはそれを自分の言葉で語っています。明文化されていないからこそ、自分で考えていくものだと思っています 。一日も早く、自分が学ん だことを言葉にしていけたらなと思います。