自分の好きな音楽ライブラリを、携帯してどこにでも持ち運べる。今や音楽を楽しむユーザーにとっては当たり前のことを、ソニーが開発した音声圧縮技術ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)*1は1992年にMD(ミニディスク)で世界に先駆け実現しました。
ATRACでは、さまざまな先進技術を駆使してデジタル化された音声データを分析し、自然な音質でデータサイズを圧縮できます(ATRAC*1はCDの音楽を約1/5のサイズ、ATRAC3は約1/10のサイズ、ATRAC3plusは約1/20のサイズに圧縮)。データサイズを小さくすることで記録メディアの小型化と収録曲数の増加が進み、音楽を楽しむ環境が変わりました。

CD |
ATRAC*1 | ATRAC3 | ATRAC3plus | |
| ビットレート | 1411kbps | 292kbps | 132kbps | 64kbps |
| データサイズ (4分間の曲) |
42.33MB | 8.77MB | 3.97MB | 1.94MB |
CD-R(700MB) |
約16曲 | 約79曲 | 約176曲 | 約360曲 |
音声圧縮技術によりデータサイズが小さくなったことで、インターネットでも音楽を送ることが可能になりました。
1999年、ATRACはインターネット音楽配信サービスである”bitmusic”に採用されます。音楽配信サービスでは、自宅にいながらにして好きなアーティストの音楽を、24時間いつでも好きな時に購入することができるようになり、ライフスタイルをも大きく変えたのです。
ATRACはネットワーク時代にふさわしく、インターネットでの音楽配信や個人のパソコンでの音楽鑑賞、そして小型ポータブル機器での録音や再生を高音質に楽しめる環境の礎となったのです。

音楽の楽しみ方を変えてきたATRACは日々進化しています。データサイズがより小さくなるように圧縮率を上げながらも、音質はよりリアルに。ATRAC*1は、ATRAC3、ATRAC3plus、更に新登場のATRAC Advanced Losslessへと進化し、豊かな音楽環境を提供します。

*1 このATRACはMDフォーマットのSPモードを指します。
ソニーが開発したATRAC*1は、ATRAC3、ATRAC3plus、ATRAC Advanced Losslessと音楽環境の変化とともに発展しました。
これらの音声圧縮技術を総称してATRACといいます。

*1 このATRACはMDフォーマットのSPモードを指します。