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技術解説 - ATRAC Advanced Lossless

ATRAC Advanced Losslessの特徴

ATRAC Advanced Losslessは、完全なCDクオリティを求めるユーザーのために新たに開発されたロスレス(可逆)音声圧縮技術です。CDの音楽情報を全く失うことなく約半分*2のデータサイズに圧縮し、CDクオリティの音質を100%再現することができます。

またATRAC Advanced Losslessで圧縮したデータは、ATRAC3やATRAC3plusのデータを丸ごと含んでいますので、パソコンでCDクオリティのまま再生して楽しむだけではなく、ATRAC3やATRAC3plusのデータ部分だけを取り出してATRAC対応機器に簡単に転送して楽しむことも可能です。

*2 楽曲によって、記録されたデータサイズはCDの約30−80%と変わります。


ATRAC Advanced Losslessの技術的ポイント

再生機器の性能にあわせたスケーラブル圧縮

ATRAC Advanced Losslessでは、 ATRAC3やATRAC3plusで圧縮したデータと、ATRAC3やATRAC3plusで圧縮する際に間引いた音(誤差成分)を圧縮したデータを合わせて記録します。これにより、ATRAC3やATRAC3plusのデータだけをそのまま取り出したり、誤差成分もあわせて使用することでCDの音楽情報を完全に再現することができます。このように機器の性能に合わせて再生できるようにデータを圧縮することをスケーラブル圧縮といいます。

再生機器の性能にあわせたスケーラブル圧縮

また、パソコンでCDクオリティの音楽を楽しんだり、ポータブルオーディオ機器で音楽を持ち出して楽しみたい時に、一般的なロスレス圧縮技術と音声圧縮技術を使う場合には、パソコンに両方のデータを作って保存をしておく必要があります。ATRAC Advanced Losslessではパソコンに保存するデータが1つでよいため、再圧縮する手間もかからず、更にデータサイズが小さくてすむという利点があります。

一般的な音声圧縮技術の場合
ATRAC Advanced Losslessの場合
ロスレス(可逆)圧縮とは・・・
「聞こえにくい音」などの無くなっても困らない音を間引いて圧縮するのではなく、元のデータをそのまま圧縮する方式のことをいいます。例えば布団圧縮袋を使って布団を圧縮すると小さくなりますね。でも、圧縮袋から出すと完全に元の布団に戻ります。
このように、完全に元に戻るように圧縮することをロスレス(可逆)圧縮といいます。CDの音楽をロスレス(可逆)圧縮したデータは、それを再生すると元のCDとまったく同じ音で楽しむことができます。

布団による圧縮解説

ロスレス(可逆)圧縮に対して、ATRAC3やATRAC3plusなどのように、完全には元に戻らない音声圧縮方式を非可逆圧縮といいます。
例えば料理でよく使われる乾燥わかめは、水で戻すと生のわかめのように戻り、わかめの味もします。でも、完全な生のわかめには戻りませんね。乾燥わかめは、茎などの無くても困らない部分を取り除いてから乾燥して体積はできるだけ小さくしています。
このように、非可逆圧縮では最初に無くても困らない音声データを取り除いてから圧縮して、データサイズを小さくしています。


わかめによる圧縮解説