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技術解説 - ATRAC3

ATRAC3の特徴

ATRAC3では、音声信号を周波数成分や音の特性に応じた分析を行うことでデータを圧縮するアルゴリズム(技術方式)を採用しています。これにより、元の音質をほとんど損なうことなくCDのデータを約1/10に小さくしています。


ATRAC3の技術的ポイント

1. 音声の特徴を4つの帯域ごとに分析


ATRAC3では、音声信号を4つの帯域に分割し、それぞれの帯域において音の特徴を高い精度で分析を行うことにより、効率的な圧縮を実現しています。

音声の特徴を4つの周波数成分毎に分析

いろいろな大きさの魚介類が一つの水槽に入っていると、小さな魚を観察しようと思っても、大きな魚に隠れてしまったり、種類が多すぎたりして、なかなか観察することが難しいですよね。そこで、魚介類をある程度の大きさ別に4つの水槽に分けてみます。すると、それぞれの大きさ別に魚介類を観察しやすくなります。

これと同様に、音声も音の高さごとに成分を分けることで、それぞれの特徴をつかみやすくするというわけです。

魚介類分類前分類前

魚介類4グループに分類後
分類後

2. 音の成分を2種類に分けて形状ごとに効率的に圧縮


バイオリンやトライアングルのような澄んだ音色を持つ音声信号は、その周波数データを分析すると、飛びぬけて大きな音の成分がいくつか交じっているという特徴があります。そこで、周波数データを大きな音とそれ以外の音という2種類に分けて分析することで、効率的な圧縮を可能にしました。

音の成分を2種類に分けて形状ごとに効率的に圧縮
動物園のゴリラ展示

動物園のゴリラの中に、他のゴリラとは違う白い色のゴリラがいたとします。その特徴のある白い色のゴリラだけを別に展示をしてあげると、より観察しやすくなりますよね。

音声も、音の成分の種類に分けて分析すると、効果的に圧縮することができます。

3. よく出てくるデジタル信号の組み合わせを短い組み合わせに置き換え

デジタル信号は"0"と"1"という2種類の数字で表されます。その配列の中で、よく出てくる組み合わせを短い組み合わせに、あまり出てこない組み合わせを長い組み合わせに置き換えます。その置き換えルールにより、全体のデータサイズを小さくすることができます。

よく出てくるデジタル信号パターンを短いパターンに置き換え

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