新たにソニーDVDメディアのラインアップに加わることになった“音匠”(おんしょう)。匠の手で生み出された音の再現能力は、聴く人に新たな感動を与えるであろう。ソニーDVDの最高峰の音質を誇るこのディスクを作り出したスタッフと、実際に試聴したSony Music Studios Tokyoのレコーディング&マスタリング・エンジニア 鈴木浩二氏が、“音匠”の魅力について語った。
| 鈴木 |
今回、実際に音を聴いてみて、ここまで違うとは思わなかったですね。レンジが広く、とてもリアルな感じを受けました。僕らがレコーディングするとき、なるべく伝えたい音に近づけるように調整します。それが音楽CDなどのソフトになってユーザーの方に届くわけですが、伝えたい音(音楽)をダイレクトに再現するのが一番難しいことなんです。
そういう意味でも、この“音匠”はすごくリアリティがあります。ミュージシャンやアーティストの個性もちゃんと残っているし、作り手の伝えたいことも伝わってくる。それが実現できるのはとても嬉しいです。
音楽(音)を作るという作業は、データや数値では表せない部分が多く、イメージ的な部分が非常に大きい。でも逆にディスクの持つ特性によって色がつきすぎてもダメなんです。スタジオで録音したものが、ディスクに保存したら豪華になってしまうのもよくない。その点“音匠”は、その場の音をそのまま保存し、再生できるのが素晴らしいですね。 |
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| 小林(開発担当) |
そう言っていただけると、我々もとても安心します。“音匠”は音や画が好きな人に使ってほしい。記録するだけではなくて、撮りたいと思ったものが、そのまま残すことができるディスクなんです。DVDはスタンダードなメディアとして普及しましたが、まだ可能性を秘めている、もっと楽しいものを見たり聴いたりすることができるんだということを知ってもらいたいですね。特に音楽好きの人に、ぜひ使って聴いてもらいたいです。 |
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| 吉川(企画担当) |
そしてもっとディスクを活用してもらいたい。これまでのディスクは保存用として棚にしまわれるだけのものも多いと思うんです。でもこの“音匠”はハードコート仕様ですので、日常的に気軽に使ってもらいたいですね。 |
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| 杉浦(製造担当) |
工場としてもよりよいものを作り出すというのが使命なので、それはつねに試行錯誤していました。鈴木さんたち音楽制作スタッフが作られた音をそのままCDやDVDで聴ける、というのが一番求められていることです。それを基本にして、これまで音質改善を行なってきました。今回その技術が“音匠”の製造でも活かされているんです。レコーディングの現場にいらっしゃる鈴木さんに評価されたのはとっても嬉しいですね。 |
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| 吉川(企画担当) |
“音匠”というネーミングなんですが、実は杉浦さんのイメージがあったんですよ。音作りのプロで、“音匠”と呼ばれる技術者がいるらしいと。音というのは突き詰めると数値では表すことができないもので、最後には人の耳が頼りになる。杉浦さんや鈴木さんのように音を評価できる人がいたからこそ、“音匠”を生み出すことができたのです。 |
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| 小林(開発担当) |
ソニーが長年培ってきた音作りの環境。その環境の中で音を決められ、評価できる人。それが“音匠”であり、このディスクに活かされているんです。だからこのディスクを作り出すことができるのはソニーだけだという自信があります。ディスクを製造するところ、音や映像などの作品を創り出すところ、ハードを作るところ、ソニーとしてトータルの組織があったからこそ“音匠”を完成させることができたのだと思います。 |
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| 鈴木 |
これまでのディスクと比べて、これだけ音の違いがわかるのは驚きでした。音作りの現場にいる僕たちだけではなく、ユーザーの方にも明らかに違いがわかると思うので、まずはぜひ聴いてもらいたいです。この“音匠”ならきっと、作り手の意思をリアルに感じ取ってもらえると思います。 |