ソニー株式会社(以下ソニー、本社:東京都、取締役 代表執行役社長:安藤国威)は、これまで非接触ICカード技術FeliCa(フェリカ)を、交通乗車券や電子マネーなどへ展開してきましたが、フェリカの新たなラインアップのひとつとして現在開発中のICで電子証明書によるネットワークセキュリティにも対応するよう機能拡張を図り、新カードでの用途を拡大いたしました。
新たに追加される機能であるネットワークセキュリティに必要な電子認証サービスとして、日本ベリサイン株式会社(以下日本ベリサイン、本社:東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:川島 昭彦)の「ベリサインマネージドPKIサービス」に対応します。また、新カードの販売・マーケティングにあたり、日本ベリサインと提携いたしました。
ネットワークセキュリティに対応した新カードを利用することで、このカードをパソコン利用時の本人認証ツール、電子メールの暗号化、インターネットを専用回線のように使用することなどが可能となります。
フェリカのネットワークセキュリティ対応は、フェリカの新ラインアップ「デュアルインターフェースIC」をカードに搭載することで実現しました。
昨今、金融機関、クレジットカード業界では、磁気ストライプのカードから、よりセキュリティレベルの高い接触ICカードへ移行しつつあります。「デュアルインターフェースIC」は、この金融市場で採用されている 接触ICと非接触IC(フェリカ)を一つのチップ上に混載したもので、ソニーがドイツの半導体メーカーインフィニオンテクノロジーと共同開発した製品です。
ソニーは、「デュアルインターフェースIC」で、フェリカを交通乗車券や電子マネー、社員証等の市場から、さらに金融・クレジット市場へ発展させるとともに、フェリカで開拓してきた市場と、金融・クレジット市場を融合させる製品と位置づけてきました。また、これら従来の用途に加えて、フェリカを情報管理やネットワークセキュリティ用にまで幅広く活用していきたいとの市場ニーズの高まりもあり「デュアルインターフェースIC」を機能拡張しました。
ソニーと日本ベリサインは、この新カードを2005年春から、まずICカード化・ネットワーク対応化が進む社員証や学生証、金融機関などの市場へ導入を推進していきます。また、これら以外のカテゴリーや海外に関しても両社共同で事業展開していく予定です。