
IBMは、CBEマイクロプロセッサのハードウェア機能のサポートに必要なサービスを提供するLinuxオペレーティング・システム向けのソースコードをパッチとして配布します。このLinuxオペレーティング・システムのパッチには、CellのSynergistic Processor Elements(SPE)を管理、活用するのに必要な実行プログラミング・インタフェースが含まれます。また、CBE Linux Reference Implementation Application Binary Interface Specification, V1.0も同時に公開されます。
ソニーグループが配布するこのコードは、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが実装した、Synergistic Processor Unit(SPU)向けGNU Compiler Collection(gcc)コンパイラを含んでおり、また、以前公開されたSPU C/C++ Language Extensions V2.0、SPU Application Binary Interface Specification V1.3およびSynergistic Processor Unit Instruction Set Architecture V1.0の技術仕様書に定義されている標準に準拠します。
IBM Full System Simulatorは、CBEマイクロプロセッサのアーキテクチャ・シミュレーションのための豊富な機能を提供します。広範なシミュレーション・サービスでは、CBEマイクロプロセッサ向けのオペレーティング・システムおよびアプリケーションを起動し、実行させることができます。これは、ソニーグループ、東芝、IBMがアーキテクチャの設計考慮点を評価したり、最初のCBEマイクロプロセッサを立ち上げる際の実行環境を準備するために使用したシミュレーターと全く同じものです。
このコンポーネントでは、様々なサンプルと最適化されたライブラリ・ソース・フォームを提供します。これらを活用することで、プログラムミング・コミュニティーの皆様は、CBEテクノロジー向けアプリケーションの開発方法をより深く理解することが可能になります。これらライブラリはオープンソースのライセンスのもとに公開されており、プログラミング・コミュニティーにとって非常に価値あるものになっています。また、チュートリアルとライブラリ・ドキュメンテーションもパッケージに含まれます。
このコンパイラのプロトタイプは、Power Architecture向けのIBMの世界最高水準のコンパイル技術に基づいており、CBEマイクロプロセッサにも同様の利点をもたらします。このコンパイラは、CBEマイクロプロセッサのPPEおよびSPE向けにチューニングされた実装となっており、以前公開されたSPU C/C++ Language Extensions V2.0、SPU Application Binary Interface Specification V1.3およびSynergistic Processor Unit Instruction Set Architecture V1.0のドキュメントに定義されている標準に準拠します。
このプログラミング・ライブラリは、CBEA用Linux上でのアプリケーションとCBEのSPEを利用、管理するためのスレッド抽象化モデルを提供します。このライブラリはオープンソース・ライセンスのもと、プログラミング・コミュニティーに最大限の価値をもたらすものとして、IBMにより公開されました。
| * | IBM、eServer、Power Architecture、TotalStorageは、IBM Corporationの米国およびその他の国における商標です。 |
| * | LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。 |
| * | 「プレイステーション」は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。また、“Cell Broadband Engine”は同社の商標です。 |
| * | 他のすべての会社名および製品名とサービス・マークは、それぞれ各社の商標または登録商標です。 |