従来家電業界では、比較的リサイクルが容易とされるポリプロピレン材料の再利用は行われてきましたが、テレビに使用されるプラスチック部品の主原料であるポリスチレン材料については、回収時の異物除去、難燃性・耐衝撃性の確保などが難しく、再利用されていませんでした。この度実現されたブラウン管カラーテレビのプラスチック廃材の再利用には、ソニーが1990年代初めから実施してきたテレビ製品における環境配慮設計、具体的には、難燃剤の変更や難燃剤の種類の制限、難燃剤および材料の表示、素材の統一化、解体性の向上などの取り組みが大きく貢献しています。
この環境配慮設計の取り組みにより、ソニーが家電リサイクル法に基づくリサイクル活動を行っているグリーンサイクル株式会社(愛知県・名古屋市)では、約10年にわたるお客様のご使用を経て、予めリサイクルが考慮された設計の製品が戻ってくる仕組みを確立しており、回収時の異物除去を比較的容易に行うことが可能です。