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2007年12月20日

光センサー方式でスタイラス入力を実現する
タッチパネル機能内蔵のモバイル用低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発

 ソニー株式会社(以下ソニー)は、タッチパネルの機能を液晶パネルに内蔵した低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発しました。このディスプレイは低温ポリシリコンTFT技術をベースにTFT工程で光学式センサーアレイを同時形成する事で、外付けタッチパネルが不要となり、複数の指による操作やスタイラスによる文字や絵の入力が可能になりました。
  • 試作したディスプレイで、スタイラス入力を行った実例
    <試作したディスプレイで、スタイラス入力を行った実例>

 ソニーは、液晶駆動回路や電源回路等をディスプレイのガラス基板上に形成する“システムオングラス” のような低温ポリシリコンTFTの特徴を生かした技術を積極的に開発し、モバイル用液晶ディスプレイの商品化を行って参りました。今回この技術をさらに進化させ、光センサーと読み出し回路をガラス基板上に形成することで、操作性の優れたタッチパネル機能内蔵液晶ディスプレイを実現しました。

 昨今、タッチパネルは携帯電話、音楽プレーヤー、ゲーム機、ビデオカメラ等のモバイル製品において直感的な操作が可能なユーザーインターフェースとして、搭載が進んでいます。従来の抵抗型や静電容量型のタッチパネルは液晶パネル上に貼り付ける必要があり、セット厚みの増加やデザイン自由度の低下、また画質の低下(抵抗型)などの課題がありました。
 今回ソニーが開発したタッチパネル機能内蔵ディスプレイは、低温ポリシリコンTFT技術を使い液晶セル内に光センサーを形成する為、従来型タッチパネルの課題であったセットの薄型化、画質およびデザイン自由度の向上を可能とします。さらに、光学設計の最適化やセンサー信号処理技術の開発も同時に行い、光センサー信号のS/Nの向上に成功しています。その結果、外光や表示画像の影響を最小限とし、指とスタイラスによる安定操作を実現しました。
 ソニーは本技術により、新しいユーザーインターフェース機能を有した低温ポリシリコン液晶ディスプレイを開発・商品化して市場の需要に幅広く対応する事で、モバイル用液晶ディスプレイ事業の一層の拡大を図って参ります。

■開発品の主な特徴

  1. スタイラス入力が可能
    光ペン等の特殊ペンではない、簡易なスタイラスによって文字や絵を手書きで入力することが可能で、通常の筆記具と同様な自然な書き味を実現しました(写真参照)。


  2. 指による複数接触点入力やソフトタッチ入力を実現
    外光の影響や表示画像による影響を最小化し、液晶パネル上でのボタンの多点押しや画像の拡大・縮小・回転など安定した指入力操作を実現しました。また、光センサーを使用した検出方式なので、ディスプレイに触れる程度で入力が可能です。


  3. 光センサー方式採用による高画質化・薄型化・デザイン自由度の向上
    光学設計の最適化により、タッチパネル機能が搭載されていない製品と同様のコントラストや色再現性を実現しました。また、タッチパネル用の光センサーを液晶セル内に形成して、液晶ディスプレイの薄型化とアクリル板等を液晶ディスプレイ上に配置できるデザインの自由度を提供します。

■開発品の主な仕様

項 目
仕 様
  画面サイズ   3.5型
  表示画素数(H×V)   640×RGB×480画素
  画素配列   ストライプ
  表示色数   カラー 1677万色 透過型
  タッチパネル機能   指による入力 5点まで可能
  スタイラスによる入力が可能



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