


●開発背景など
昨今のデジタル一眼カメラ市場では、小型で手軽に高画質の静止画や動画を楽しめるミラーレスタイプや、フォーカスと撮像が同時に行え、高速連写や動画撮影も楽しめる反透過ミラータイプといった新しい方式の製品が急増しています。これらの新方式は、従来の一眼カメラに搭載される光学ビューファインダー(OVF)とレフ板の代わりに電子ビューファインダー(EVF)を採用し、CMOSイメージセンサで捉えた被写体像を直接映し出します。そのためEVFには、OVFに匹敵する自然でリアルな映像を映し出すこと、さらに一眼カメラ特有の自然なぼけ味、精彩感、奥行き表現、動く被写体や動画撮影にも対応する優れた動画特性が要求されます。また、スペースの限られたカメラのファインダー内に搭載できる超小型サイズも求められます。業界最小※3となる3.3um x 9.9umの画素サイズの実現により、超小型で高精細な0.5型有効240万画素を達成しました。今回、超小型高精細を実現するために白色有機EL層上にカラーフィルターを重ねる色分離方式を採用しました。
有機ELディスプレイが本来持つ特性である高コントラスト、広色域、高速応答性能により、きめ細やかな映像と、より自然な色再現、階調特性、優れた動画特性を実現しています。
一般的に、画素サイズを小さくするほど、狭くなった画素間で適切な色情報を再現しにくくなります。この課題を、独自の有機ELディスプレイ技術と半導体シリコン駆動技術により克服し、超小型高精細ながらも有機ELディスプレイ本来の特性を引き出すことを可能としました。
駆動に必要なD/Aコンバータ、タイミングコントローラなどの各機能をシリコン駆動基板に内蔵し、デジタル一眼カメラ製品本体の基板スペースの削減に貢献しています。
