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Program No.005

音の伝わるしくみを考えながら工作しよう!ペットボトルと牛乳パックでつくるヘッドホン

家庭から出る身近な廃材を使って、手づくりのヘッドホンをつくろう!自分の手でつくることによって「音」の正体を知り、身近な材料を使うことによってエコロジーを意識できるプログラムです。

音が鳴る不思議について考えよう
身近なものを使って、ソニーの製品と同じ機能のものがつくれるんだ!という驚きを体験してください。
そして、音が聞こえることの不思議を一緒に考えましょう。
ナビゲーター:ソニー・クリエイティブセンター 佐藤 寛志、三木 めぐみ
ネットワークプロダクツ&サービスグループ 高井 基行

どうして音が聞こえるの?不思議な音のしくみ 授業レポート

  • 開催日:2009/7/25
  • 会場:ソニー・エクスプローラサイエンス

「ペットボトルと牛乳パックでつくるヘッドホン」は、ソニーの社内公募作品の中から選ばれたプログラム。自分でヘッドホンをつくりながら、音の伝わる原理を学び、廃材の再利用について考えます。ヘッドホンは、持ち帰ってご自宅で楽しむこともできます。ナビゲーターは、ソニー・クリエイティブセンターの佐藤寛志さん、三木めぐみさん、ネットワークプロダクツ&サービスグループの高井基行さん。抽選で選ばれた小学3年生〜6年生の子どもたちと保護者の方々をご招待して行われました。

01. 手づくりヘッドホンをつくろう!

手づくりヘッドホンをつくろう!

ヘッドホンの主な材料は、お家から持ち寄っていただいた空のペットボトルや牛乳パック。そこに導線や磁石、オーディオケーブルなどを取り付けてつくります。身近な材料を使っての工作とあって、子どもたちは気負いなく取り組んでいる様子。少し力のいる作業はお父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、親子で作業を進めていきます。ペットボトルのラベルである「熱収縮フィルム」をヒーターで縮める作業や、ネオジウム磁石が持っている強力な磁力などに、皆さん興味津々です。

ヘッドホンの完成!

ペットボトルを切って導線や磁石などを取り付けたイヤーパッドに、牛乳パックでつくったヘッドバンドを付けて、ヘッドホンの完成!さっそくウォークマンにつないで、音楽を再生しヘッドホンを装着してみます。すると、部屋のあちこちから「本当に聞こえた!」「女の人が歌ってる!」などと大きな歓声や拍手があがりました。また、しばらくすると「でも、(磁石と導線を使っただけなのに)どうして聞こえるの?」という疑問の声も上がるようになりました。完成の喜びが、新たな疑問へ繋がった瞬間でした。

02. 音のしくみって?

音のしくみって?

そこで、ナビゲーターの高井さんから「音のしくみ」についてのお話がありました。まずは、「音」の性質を確認します。音の出ているスピーカーに手を当てると、ビリビリ振動していることに気がつくと思います。この振動が空気を伝わって耳に届く――これが音の鳴るしくみです。この振動を起こすために、ウォークマンなどのオーディオ機器は電気信号を発信し、今回つくったヘッドホンも同じように、この信号をキャッチする構造になっています。ウォークマンの電気信号に合わせて、巻いた導線と磁石の働きでできた「磁束」がペットボトルそのものを振動させ、音楽を鳴らしているのです。この働きを「電磁誘導」といいます。そのほか、花火の光と音の関係を例にした「音の速さ」について、人間の耳が捉えることのできる音の周波数「可聴域」についてなど、音にまつわるしくみのお話が紹介されました。

修了証授与式

最後は、ワークショップの修了証授与式。修了証には、完成したヘッドホンを持って親子一緒に撮影した記念写真も入っています。皆さん、嬉しそうに受け取っていました。ナビゲーターの佐藤さんから感想を聞かれると「導線を巻くのが大変だった!」「お母さんに手伝ってもらって良かった」など率直な感想が飛び出して、授与式も楽しい雰囲気です。

家庭にあるごみを再使用してヘッドホンをつくることで、環境問題を意識しつつ、より身近な感覚で音のしくみを考えることのできるプログラムになりました。

夏のワークショップ オープニングセレモニー

オープニングセレモニー オープニングセレモニー

「夏のワークショップ」の初日を記念して、オープニングセレモニーを開催。子どもたちの創造性を育むソニー・サイエンスプログラムについてや、これから行われるプログラムやナビゲーターの紹介があったのち、ソニー株式会社・中鉢良治副会長より皆様へのご挨拶がありました。

中鉢副会長は子どもたちへ、科学する心を育てるために“体験を通して自分で考え、気づく喜びを知ること”を大切にして欲しいとお話ししました。日常にある不思議を見つけ、そして考えること。それが新しい発見に繋がっていくのだと伝え、夏休み中にいろいろなことを体験してください、と語りかけました。また、父兄の方々へは、科学する心を持つ子どもは、その純粋さ故にひとつのことにのめり込み、時に熱中しすぎる傾向にあるけれども、温かく見守ってあげてください、とお話ししました。

● 参加されたみなさんより(女の子)
コイルをぐるぐる巻くところが面白かったです。音が鳴るかな?と思ったけど、聞こえて良かったです。お家でも、聞いてみようと思います。

● 参加されたみなさんより(男の子)
楽しかったです! 磁石が強力だったので面白かったです。音も鳴りました。いままでヘッドホンを使ったことなかったので、家で使ってみたいです。

● 参加されたみなさんより(女の子)
振動で音が聞こえるところが、不思議で面白かったです。家でまたもう一回つくってみたいです。

● ナビゲーターの佐藤さんより
まず音が鳴る感動を味わってもらった上で、どうして音が鳴るんだろう?という疑問を感じてもらい、そこから学びに繋げていけたらいいな、と思っていました。
実際にも音が出た瞬間の子どもたちの表情が素晴らしく感動しました。普段、家庭ではゴミとして捨てられてしまうものから、音が出るということに驚いていたのではないでしょうか。この経験から「なぜ?」と思う気持ちを家に持って帰っていただけたら、嬉しいですね。

● ナビゲーターの三木さんより
みんなが楽しそうに工作している姿を見て、自分の小さい頃を思い出しました。私も機械を分解してみたりするのが好きだったので、その頃の気持ちが蘇りました。
今回使った材料は、普段だったら捨ててしまうもの。だけど、こんな風に再利用することも出来るんだ、ということを体験を通して気づいてもらえたんじゃないかなと思っています。

● ナビゲーターの高井さんより
コイル巻きなど大変な作業もあったので、みんな「疲れたー」と言っていましたが、それでも親子で協力しながら一生懸命取り組んで下さったのが嬉しかったです。最後までやりきって、みんな揃って音も出すことができたので、僕自身もホッとしました。
ヘッドホンでもいいですし、ペットボトルでも磁石でも、空気でもいいのですが、今まで何気なく使っていた身近にあるものを見る目が、このワークショップを通して少しでも変わってくれたらいいなって思います。

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