
全世界のソニー事業所では、環境計画「Road to Zero」で掲げた4つの視点で、環境負荷ゼロを目指し活動しています。さらに、独自の環境配慮評価制度「Green Star Program」でその活動内容を厳しくチェックしています。
ソニーは環境計画「Road to Zero」で掲げた“CO2排出量のゼロ”を目指し、世界各地の事業所で再生可能エネルギーの導入を進めています。
世界各地の事業所で太陽光発電システムの導入やグリーン電力証書の利用などに取り組み、2011年度のCO2排出削減貢献量は約12.3万トンまでになりました。その代表事例として北米、欧州の再生可能エネルギーの導入状況をご紹介します。

ソニー・ピクチャーズ本社の太陽光発電設備
アメリカでは2008年より、ソニーDADC、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(SCA)、ソニー・エレクトロニクス・インク(SEL)をはじめとする、さまざまな事業所で「グリーン電力証書」の契約を締結。2012年分の北米のグリーン電力証書契約量は年間8,800万kWh以上となっています。また、ソニー・ピクチャーズエンターテインメント本社では31万kWhの電力を自社の太陽光発電設備で賄っています。
欧州では、2002年度より再生可能エネルギーの導入を開始。2008年度以降、各事業所で再生可能エネルギーによる電力の直接購入を推進し、また再生可能エネルギーの供給がなく直接購入できない地域では「グリーン電力証書」を購入。2011年度の再生可能エネルギーの総使用量は約1億1,600万kWhになり、欧州における全電力使用量の100%再生可能エネルギー化(※)を達成しています。
※ 100人以下の小規模オフィスを除く
ソニーDADCオーストリア・アニフ工場
アルプスを間近に臨むオーストリア・アニフは、山々からの雪解け水を豊富にたたえた川が流れこむ山麗の町。ブルーレイディスクを生産するアニフ工場は、この地域ならではの水力発電による再生可能エネルギーで100%稼働しています。電力の購入費用は通常よりも高くなりますが、電気料金の一部が地域の自然保護に活用されることも導入理由のひとつ。アニフ工場は地域の環境保全にも貢献しながら、再生可能エネルギーの利用を進めています。
工場裏手を流れるケーニッヒゼー川
アルプスの麓にあるアニフ工場
CO2排出量削減への取り組みは、再生可能エネルギーの導入だけではありません。アニフ工場では生産設備の低消費電力化や、豊富な地下水を活用した機械の冷却装置など、できる全ての省エネ施策を実施。工場全体の消費電力を最小限に減らし、そのうえで抑えきれない電力を水力発電で賄っているのです。
利用した地下水は汚すことなく、川に戻されます
地下水を利用した機械の冷却装置