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化学物質の管理
| 1 | 取材:化学物質管理基準、その策定の歴史 |


ここは、ドイツのシュトゥットガルトにあるソニーの研究所。彼が手にしているのは、部品のかけらです。数百から数千もの部品で構成されているエレクトロニクス製品。その部品に含まれる化学物質を厳しく管理することで、地球の環境汚染を未然に防ぎたい。それは、グローバルな製品を生み出している企業としての責任でもある。私たちソニーは、そう考えました。2002年3月、ソニー独自のグローバルな化学物質管理規定「SS-00259」を策定し、原材料や部品に含まれる環境管理物質の確認を開始しました。まず、世界の法規制を調査し、ステークホルダーの意見も反映させた「SS-00259」は、ソニーの製品づくりにたずさわる多くの人々に活用されています。もちろん、そこに至るまでには、すべての取引企業の理解と協力が不可欠でした。

| ※1 | 2008年3月末時点の監査合格サプライヤー。 |
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| ※2 | 直接取引のあるサプライヤーに対して、2003年秋から原材料データベース「グリーンブック」を電子調達システム上で公開しています。 |
「SS-00259」が策定された当時、取引企業からは疑問や反発の声もありました。また、製品のサプライチェーンは、原材料メーカーから部品メーカーまで数段階にわたり構成されており、原材料や部品や膨大な数になるため、化学物質の管理には困難が予想されました。しかし、ソニーは環境配慮のために、取引企業約4,000社、7,000工場に協力を要請。基本3原則を定め、マネジメントを開始しました。
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1. 「源流管理」
2002年に「グリーンパートナー環境品質認定制度」を設け、厳しい審査に合格したサプライヤーだけを「グリーンパートナー」に認定し、部品の調達を行っています。
2. 「品質管理への組み込み」
通常の品質基準に加え、「SS-00259」に準拠しているか否かの確認を行います。また量産部品の抜き取り検査や、欧州では製品の出荷前に倉庫で検査を実施するなど、不適合品を市場に流出させないための管理を徹底しています。
3. 「測定原則の適用」
禁止物質の不慮の混入を未然防止するため、「グリーンパートナー」から規定した禁止物質が含まれていないことを証明する不使用証明書に加えて、含有リスクの高い特定の物質については測定データの提出を一部義務づけています。また、ソニーの内部管理においても、含有リスクの高い特定の物質については全世界の事業所に配備した測定器を用いて確認を行い、禁止物質の混入防止に努めています。
そして、いまもなお「グリーンパートナー」とともに、より良い環境品質を追究しているのです。これらの活動は、名ばかりの基準で終わらせないための私たちソニーのこだわり。
世界中にクリーンな製品をお届けするために、一つひとつの原材料や部品とも向き合いながら。ソニーのつくる未来が、はじまっています。
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前例のない独自基準に挑んだ、関係者たちの不眠の闘い。





