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CO2をへらす

キーワード:グリーン電力

木質バイオマス発電:
北海道津別のバイオマス発電

ソニーが(グリーン電力で)、はじめた未来。
クリーンな電力を普及させる仕組みを開発したソニーは、日本でもっともグリーン電力を利用している企業でもあります。
*1 2008年10月24日時点(ソニー調べ)
ソニーがはじめた「グリーン電力証書システム」

ベルトコンベアで運ばれているこの木くずは、捨てられるわけではありません。グリーン電力を生みだすための大事な燃料なのです。グリーン電力は、風力や太陽光、バイオマス*2など、CO2を増やさない自然なエネルギーで発電された電力のこと。なかでも、木質バイオマス発電は、天候に左右されず、安定的に発電できるシステムとして、近年注目を集めています。木材を燃やすとCO2を発生しますが、これは樹木の成長過程で光合成によって吸収されたCO2であり、ライフサイクル全体でみると大気中のCO2を増加させません。このグリーン電力を使うためには、以前は自前で発電設備を持つか、近くの発電設備から供給してもらうしか方法がありませんでした。そこでソニーは、2000年に電力会社と共同で日本で初めて「グリーン電力証書システム」を開発。グリーン電力を使用したい企業や個人などが発電コストを負担し、自然エネルギーによる発電を委託する仕組みをつくりました。いわば、グリーン電力を「利用しているとみなす」発想。これにより、発電所から遠く離れた場所であってもグリーン電力を使えるようになり、林業の盛んな北海道網走郡津別町で発電される豊富な自然エネルギーを、東京のオフィスでも利用することが可能になりました。

グリーン電力証書システムとは
津別単板協同組合バイオマスエネルギーセンター ライン上をつぎつぎと丸太が流れていく
日本屈指のバイオマス発電所をパートナーに

津別単板協同組合バイオマスエネルギーセンターは、住宅の建材などで使う合板をつくる工場に隣接しています。森から切り出した丸太で合板を製造していく過程で、必ず樹皮や端材などの木くずが発生してしまいます。その量は、なんと原木(丸太)の約4割にものぼり、いままではボイラーによる熱利用のみで余った木くずが廃棄物になってしまいました。そこで木質バイオマスのコージェネレーション(熱電併給)設備を検討し、工場の電力もまかなう木質バイオマス発電所を建設しました。バイオマスエネルギーセンターは、すべての作業が自動化されており、木くずは別ラインに選り分けられ、ベルトコンベアで運ばれます。そして、ボイラーに集められ、グリーン電力を発電するための燃料となります。ここで発電される年間の電力量は、約1,800万kWh。その発電量は、一般家庭の約5,000軒分*3の年間電力消費量に相当します。ソニーがグリーン電力の供給元を探すときにこだわるのは、石油や廃プラスチックなどを使用せず、木材だけのピュアな自然エネルギーを燃やして発電しているかどうか。この津別町にある工場では、自然林を伐採する南洋材を材料にするのではなく、地元北海道のカラマツやトドマツなどの植林材を使用している点も環境負荷が少ないと判断した理由です。2008年7月、この津別バイオマス発電所とグリーン電力証書契約を締結したことにより、国内ソニーグループ全体のグリーン電力契約量の合計は約5,545万kWh*4 にのぼり、国内最大規模の「グリーン電力証書」契約企業となりました。CO2を増やさないクリーンな電力を、全国に広めていくために。ソニーのつくる未来が、はじまっています。

ベルトコンベアで運ばれる木くず ソニーグループ(国内)のグリーン電力証書契約量
*2 バイオマスとは、動植物から生まれた再利用可能な有機性の資源のこと。主に木材、ふん尿、プランクトンなどを指します
*3 一般家庭の年間消費電力を3,600kWhと仮定した場合
*4 2008年7月1日時点(2009年7月1日時点では7,094万kWhに拡大)

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