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キーワード:リサイクル
ハリウッドの映画スタジオでの環境配慮


約14,000点ものテレビと映画セットが再利用可能に
ここはロサンゼルスのハリウッド近郊にある倉庫。この中には、使い終わったテレビや映画のセットがストックされています。映画の撮影では大規模なセットを組みますが、そのほとんどを撮影後に廃棄します。
そこでソニー・ピクチャーズ エンタテインメントでは、1990年にテレビ番組のセットを、2001年に映画セットの再利用をスタート。当初は自社内だけでの再利用でしたが、2002年に業界で初めてWeb上での貸し出しを開始、他の映画制作スタジオやテレビ制作会社への貸し出しも行っています。その結果、2007年には約14,000点ものセットが再利用可能となり、これをすべて新たにつくり直した場合と比較すると、413トンもの資源が節減できました。
また、セットの処分による廃棄物の発生を防ぐために、チャリティー団体や学校へも寄付しています。チャリティー団体では、それらのセットを売却し、その収益金を支援に役立てることもあります。さらに廃棄する場合でも資源別にきめ細かく分別し、可能な限りリサイクルしています。金属やガラスをはじめ、例えば木材も粉砕して緩衝材として再利用したり、自治体と協力して堆肥化するなど、きめ細かく分別し、再利用もチャリティー団体への寄付にも使用できないセット素材の70%以上をリサイクルしています。
ソニー・ピクチャーズでは、環境への取り組みを社外にも広めていくことで、より大きな効果が生まれると考えているからです。
太陽光発電やLED照明の利用も積極的に推進
さらにソニー・ピクチャーズでは、テレビや映画を撮影するときのエネルギーの削減にも積極的に取り組んでいます。映画007*1シリーズの最新作 「007/慰めの報酬」の撮影では、エネルギー効率がいいLED照明を使用。従来の照明に比べ、消費電力を約50%削減でき、発熱量を約70%減らすことができるので、空調に要する電力も削減することができます。LED照明の利用を今後も拡大することで、大幅な電力の削減効果が期待できます。また 「ダ・ヴィンチ・コード」の制作スタッフによる2009年公開の新作 「天使と悪魔」では、可動式のソーラーパネルをロケ現場に持ち込み、キャストの控え室となるトレーラーハウスの電源を太陽光発電でまかないました。これらはまだ実験的な取り組みですが、今後効果を検証し、順次拡大していく予定です。
ソニー・ピクチャーズは、映画業界で唯一ISO14001*2の認証を取得し、さまざまな環境への取り組みを行っています。2000年からスタジオの電力供給システムを見直し、それまで電力の供給量を増やすためにやむを得ずディーゼル発電機を持ち込んでいたのを、追加の電気ケーブルを敷くことで、よりクリーンなエネルギーが利用できる環境を整えました。さらに2008年3月にはスタジオ区画内のオフィスビルの屋上に196kWの太陽光発電設備を設置。この設備で発電した電力をスタジオ内で使用することにより、年間約100トンのCO2排出削減が期待できます。また、セットをつくるときに使用する材料や塗料などに有害物質の使用を避け、環境に配慮した材料を使用するようマニュアル化するなど、化学物質管理の徹底にも取り組んでいます。
ソニー・ピクチャーズのこだわりは、世界中に感動を届ける映画をつくること。だからこそ、環境に配慮した作品づくりをめざして。ソニーのつくる未来が、はじまっています。
| *1 | 007 and related James Bond Trademarks (c) 1962-2008 Danjaq, LLC and United Artists Corporation. QUANTUM OF SOLACE,007 and related James Bond Trademarks are trademarks of Danjaq, LLC. All Rights Reserved” |
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| *2 | 環境マネジメントシステムの国際規格。企業などが組織活動にともなう環境への影響を継続的に改善していく仕組み。 |



