現在、都市部ではビルの壁面ガラスから反射された太陽光により、地面温度が上昇することがヒートアイランド現象の一因となっています。そこでソニーは、太陽光の熱線部分だけを上空に跳ね返す「熱線上方反射フィルム」を研究開発しています。

現在、都市部ではビルの壁面ガラスから反射された太陽光により、地面温度が上昇することがヒートアイランド現象の一因となっています。そこでソニーは、太陽光の熱線部分だけを上空に跳ね返す「熱線上方反射フィルム」を研究開発しています。

0.2mmのフィルム内部に、鏡面加工された山形構造の反射膜を内蔵。太陽からの近赤外線だけを高効率に跳ね返します
「熱線上方反射フィルム」は太陽光の可視光線を通す透明度をキープしながら、赤外線のみを反射する「熱線選択反射膜」をわずか厚さ0.2mmのフィルムの中に組み込み、上方への反射性を実現しました。さらに、ロールしても上方反射性を損なわない構造にすることで、将来の大量生産を視野に入れた開発を行っています。

熱線反射による地面温度上昇

熱線再帰によるヒートアイランド抑制効果

熱線上方反射フィルム
「熱線上方反射フィルム」は、フィルムを貼るだけなので現存のビルのガラスにも適用可能。
また、ソニーが他社と共同で実施したシミュレーションでは、東京・日本橋のすべてのビルにこのフィルムを貼った場合、真夏の平均体感温度が約0.3度下がり、その地区の10%を緑地化するのと同じ効果が得られました。