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WWF(クライメート・セイバーズ・プログラム)

クライメート・セイバーズ東京サミット2008を開催

2008年2月15日ソニーは、東京・港区のソニー本社2F大会議場にて、WWFとの共催で「クライメート・セイバーズ東京サミット2008」を開催しました。

クライメート・セイバーズ・プログラムは、企業がWWFと協定を結び、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を絶対量で減らす目標を掲げて、第三者機関の検証のもとに実施していくプログラムです。今回開催した東京サミット2008では、プログラムに参加している企業を中心に12社が「東京宣言」と題し、これまでの温室効果ガス削減の成果に加えてさらに野心的な取り組みを行っていく決意を表明しました。宣言では、気候変動による危機的状況を避けるには、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃未満に抑える必要があり、そのために温室効果ガスの排出量を2050年までに50%以上削減しなければならないこと、今後10年から15年のうちに排出量のピークを迎え、その後速やかに削減させなくてはならないことを訴えています。

目標達成を遂げ、ソニーは次のステップへ

今回のサミットの大きな目的のひとつは、これまでの企業の取り組みをさらに強化させ、それを一般の方々に知ってもらうこと。また、成功事例と新たな目標を提示することによって、業界を超えたビジネス社会全体へアピールし、地球温暖化防止に向けて共に取り組む企業を増やすことにあります。

こうした主旨のもと、ソニー代表執行役会長兼CEOのハワード・ストリンガーは基調講演で、ソニーがこれまでに取り組んできた目標とその成果に触れつつ、「地球温暖化防止の活動を世界的に広めていくため、ソニーが牽引役となって積極的に取り組んでいく」と決意を新たにしました。

ソニーがプログラムに参加した2006年7月当初、目標は大きく四つありました。一つは、ソニーグループ全体から出る温室効果ガスを2010年度までに絶対量で2000年度比7%削減すること。二つ目は、ソニー製品の年間消費電力量を削減することで、ユーザーのみなさまが製品を使う時に出るCO2の排出量を減らすこと。三つ目は、WWFと協力して地球温暖化防止に関する一般の方々とのコミュニケーションを実施すること。そして四つ目は、WWFが掲げる“平均気温上昇を2℃未満に抑える”という見解を支持することです。

こうした目標に対しソニーは、積極的に省エネルギーに取り組んできました。本サミットの会場でもあるソニー本社は、通常のビルと比較して温室効果ガスを約40%削減できると試算されています。また、製造事業所におけるエネルギー効率の向上や、風力発電や太陽光発電などのグリーン電力の導入推進、その他さまざまな角度から全力で取り組んできた結果、目標年の2010年度より2年早い段階で目標値を大幅に上回る9%の温室効果ガス削減に成功しています。

今後のソニーの重点領域としてハワード・ストリンガーは、「これまで“ウォークマン”などの製品で新しいライフスタイルを提案してきたソニーだからできること」として、「ソニーのもてる能力・技術を駆使し、新しい技術・製品・サービスを導入することで、次の世代に環境負荷の少ない持続可能なライフスタイルの提案をしていきたい」と、本業分野での取り組みを一層強化していく方針を再確認しました。

また、「これまでの温室効果ガス削減への取り組みからさらに枠を広げ、物流システムの見直しや製品効率の向上、省エネルギーなど幅広い分野でさまざまな業種と連携していくことのメリットを感じている」と述べ、「将来の危機に向けて行動を起こすのは今しかない」と、プログラム参加企業を含めより多くの企業の参加・連携の必要性と強化を訴えました。

東京宣言によせられる期待と責任

続けて基調講演を行ったWWFインターナショナル事務局長のジェームズ・リープ氏はハワード・ストリンガーのコメントを受け、「身近に感じるようになった気候変動は自然環境だけでなく経済環境にも影響する脅威である。そのためにも各企業の取り組みがカギになる」と述べ、企業活動の責任とその重さを訴えました。

また同時に「平均気温を2℃未満に抑えることを表明した東京宣言の意義は大きい」と、宣言に署名した企業のリーダーシップに大きな期待をよせていることを告げ、本サミットが「一般の人々をはじめ世界中の多くの企業に低炭素社会へのシフトの可能性を広く知らせるための重要な日になる」と語りました。

今後クライメート・セイバーズ・プログラムへの参加を検討している企業へは、活動に透明性が加わることによって企業としてのポジショニングがより明確になることや、社会とのコミュニケーションツールになり得る点など、プログラムへの取り組みが企業に与えるメリットを強調し、「ともに手を取って挑戦していこう」とエールを送りました。

早い取り組みが勝者への道

東京サミット2008では基調講演のほか、東京宣言に参加した企業による成功事例の発表やパネルディスカッションなどで、気候変動に対し企業として何ができるのか、活発な意見交換が行われました。

なかでも特筆すべきは、サミットに参加した企業のすべてが「温室効果ガス削減の取り組みを強めている企業がビジネスシーンでも勝者になり得る」という共通の見解を得たことです。

こうしたなか、地球温暖化への取り組みをビジネスとして捉え成長することが企業活動の必須条件となり、プログラム参加によって、高い透明性のなか自らハードルを高め努力を積み重ねることは確実に勝者への道につながります。私たちソニーは今後も、取り組みは早ければ早いほど顕著に結果があらわれるものと信じ、より多くのステークホルダーの皆様とともに、環境問題の解決に向けて行動していく予定です。

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