ヘッダーをスキップし、本文へ

CSR・環境・社会貢献

コンテンツメニュー
環境

植物原料プラスチックの開発と実用化

2012年8月24日更新

  • デジタル一眼カメラ
    “α900”のボディキャップ

 植物原料プラスチックは、バイオマスと呼ばれる植物資源を主原料としています。そのため、一般のプラスチックに比べて以下の特徴があります。
 ・石油資源の使用量を削減
 ・温室効果ガスの排出を抑制※1
 ソニーは、この植物原料プラスチックのバイオマス原料の選定にあたっては食糧と競合しない点も十分に考慮しつつ、積極的に開発・使用に取り組んでいます。2000年には業界に先駆けて包装材として導入し、その後“ウォークマン”、DVDプレーヤー、有機ELテレビ(XEL-1)※2等の製品本体やその構成部品として採用してきました。
 デジタル一眼カメラ「α」のボディキャップには、トウゴマの種子を由来とする、ひまし油から作られる植物原料プラスチックを2007年度から継続して採用しています。このプラスチックは、単に植物由来というだけでなく、性能面でも耐摩耗性の向上を実現しました。        

 ソニーは、植物原料プラスチックをエレクトロニクス製品以外へも採用することを進めています。アフリカの子どもたちがより長くサッカーを楽しめるように開発したソニーのオリジナルサッカーボール“ジョイン・ザ・チーム!(Join the Team!)”の表面素材に植物原料プラスチックを採用し、環境負荷を減らすとともに、耐久性の高さ※3を実現させました。


  • 湘北短期大学の学生証(“FeliCa”技術搭載の非接触型ICカード)

  • 2通貨決済機能付きクレジットカード(“FeliCa”技術搭載の非接触型ICカード;日本国内での発行、裏面に「植物原料プラスチック」の使用について含有量と共に記載されています)

 さらに、ソニー健康保険組合が交付する健康保険証15万枚も植物原料プラスチックで作られています。
 また、ソニー学園湘北短期大学の学生証および教職員証にもこの材料は採用されており、これはFeliCa搭載学生証の世界で初めての導入事例となります。ソニーはこの材料をクレジットカードに応用するため技術開発をさらに進め、エンボス加工・接触ICチップ搭載対応などの技術的課題を解決しました。2010年6月末からソニー銀行が発行している「2通貨決済機能付きクレジットカード」※4にもこの材料が採用されており、これは世界初の植物原料プラスチックを採用したFeliCa搭載クレジットカードとなります。

 ソニーは材料の利用だけにとどまらず、主体的に独自の技術を開発しています。一例として、植物原料プラスチックの一種であるポリ乳酸に綿繊維を添加し、電子機器に必要な耐熱性を満たす材料を開発しました※5。この技術により、耐熱性に優れ、かつ耐久性を兼ね備えた植物原料プラスチックを製造できるようになりました。

※1
原料となる植物は、栽培時に光合成を行いCO2を吸収するため、製品の原材料生産から廃棄までをとらえるライフサイクルで見ると、同機能の石油由来のプラスチックに比べてCO2の排出が少ない。
※2
(参考リンク)ソニーUK「XEL-1」サイトへ
※3
自社テスト比較より
※4
(参考リンク)ソニー銀行「植物原料プラスチックを使用したクレジットカード」サイトへ
※5
第17回プラスチック成形加工学会 秋期大会、「電子機器筺体向け植物原料プラスチック-繊維添加による耐熱性改善」





コンテンツメニューをスキップし、フッターへ
ページの先頭に戻る