ソニーセミコンダクタ(株)熊本テクノロジーセンター(熊本テック)では、半導体の製造工程において、洗浄などで地域の地下水を多く使用しています。そのため熊本テックでは、使用後の濃縮水(ブライン水)を純水製造設備(ブライン回収逆浸透膜ユニット)に回収し、純水原水として再利用することで節水に努めてきました。さらなる地下水使用量の削減には、回収水量を増やす必要がありますが、もともと熊本の地下水は火山地帯の影響でシリカ濃度が非常に高い(日本平均の3〜4倍)ため、回収水量を上げると逆浸透膜にシリカが付着しやすくなり、運転停止のリスクがあります。そこで、熊本テックでは水処理メーカーと協業し、シリカの付着を防ぐシリカ分散剤を開発・採用しました。これにより、回収水量を大幅に増加させ、地下水使用量を年間1万400m3削減しています。