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Feature Design

Slice of Living

Stories: Slice of Living

画と音の体験を
リビングから生み出す

迫力ある映像や高品質な音楽を、リビングで心地よく体験するために。
リビングの風景やそこにある要素からヒントを得た、新たなブラビア®とホームシアタープロダクトのデザインが誕生します。

心地よいリビング空間のままに

家の中心にあるリビング空間は、人が心地よく過ごせる大切な場所です。この心地よい空間をそのままに、映像や音楽を楽しむためには、テレビやホームシアタープロダクトのデザインはどうあるべきか。

ソニーは、従来のように空間に馴染む形を追い求めるよりも、リビング空間にもともとある要素や素材でプロダクトを構成すれば自然とリビングに寄り添えるのではないかと発想を転換。そうして生まれたのが、「Slice of Living」という新たなコンセプトです。

リビングから切り取って、
自然な佇まいをつくる

Slice of Livingの発想は、リビングにおけるシーンを切り取り、その断片からモチーフや要素となるものを抽出してデザインする、というものです。たとえば壁に立て掛けてある写真や絵、積み重ねられている本、テーブルの上に重なる皿やプレートなど、リビングには板状のモノが多く存在します。そこで、造形の構成モチーフとして「板」とその佇まいの作法をプロダクトに反映。

またリビングにある素材は、木や石や金属などさまざま。そして窓から差し込む光や、暖色系の照明などの効果で空間自体があたたかみのある雰囲気に包まれています。そうした多彩な素材や質感の組み合わせ、あたたかみのあるトーンをプロダクトに取り入れながら、リビング空間での自然な姿を表現。テレビからホームシアタープロダクトまで共通のコンセプトを貫き、空間全体の調和を図っています。

Slice of Living Concept リビングから切り取って、自然な佇まいをつくる
リビング空間での
心地よい作法に寄り添うこと

狭額・薄型化によりオブジェクトとしてのテレビの存在感が薄まっていくことで、空間全体として得られる視聴体験がこれまで以上に重要になると考えました。そこで、映像への没入感を高めるというブラビアのメッセージを継承しながらも、テレビ単体デザインの切り口だけではなく、リビングにおける心地よさそのものに寄り添いながらデザインする必要があると考えたのです。単なる視聴体験からリビング空間での体験へ視野を広げること、それこそがSlice of Livingの出発点になります。

チーフアートディレクター 田幸

チーフアートディレクター 田幸
Slice of Living 静かに佇む、新たなスタンダード

静かに佇む、
新たなスタンダード

2016年のブラビアは、床や壁を切り出した板(スタンド)と、
絵や窓を切り出した板(液晶画面)によるミニマルな構成で、リビング空間との一体感を追求。
本体の薄型化はもちろん、ノイズとなる要素を無くすため、ケーブルマネジメントにも徹底的に配慮。
正面や側面、背面からも見えないよう、
ケーブルがスタンドの中を通るように設計。
リビングの心地よい環境を乱すことなく静かに佇む、テレビの新しいスタンダードを目指しました。

Slice of Living 静かに佇む、新たなスタンダード
圧倒的な映像体験を物語る重厚な板
Z9Dシリーズ

Slice of Livingのコンセプトをベースに空間と調和しながらも、最高の映像体験を提供するハイエンドモデルにふさわしい佇まいを追求したZ9Dシリーズ。4K/HDRが生み出す圧倒的な映像に没入できるよう、正面視はベゼルの存在を一切感じさせないシンプルな黒の一枚板を表現。一方、側面から見ると、石板の重なりを想起させるシルエットが淡いゴールドの色彩で浮かび上がり、金属の重厚な質感とともに圧倒的な映像体験の価値を物語ります。

背面には、インテリアや建築の要素から切り出した格子状の幾何学パターンを取り入れ、構成部品やカバーの分割線を消し込みました。さらに、ネジやケーブル類を背面カバーやスタンドで隠しこむことにより、どの角度から見ても美しく上質な佇まいを実現しています。

Slice of Living X9300Dシリーズ
美しい板のバランス
X9300Dシリーズ

4K/HDRの圧倒的な画質を誇るX9300Dシリーズは、あらゆる映像を最高の状態で表現するために設計された2枚の板‐美しい表面のスクリーンと新開発の薄型バックライトで構成されています。側面から見ると、上から下へと真鍮のような輝きを放つラインを挟んで、この2枚の板が寄り添っています。なめらかでフラットなフラッシュサーフェスにより画面と側面の境界が同化して見え、より薄い板に感じられるという効果もあります。

スタンドの前板は、先端に向かって薄くなるようにアルミの絞り加工で成形し、軽やかさを演出。リビング空間への親和性をより高めるため、シルバーは少しあたたかみのある色味に調整しています。スタンドの後板は、石のようにざらついた質感をシボ加工で表現しています。また画面を少し後方に傾け、重心を後ろに持って来ることで前に倒れにくくし、安定性を維持したまま前板を小さくする工夫も。画面とスタンドそれぞれの板のサイズ、幅、厚さ、角度などを試行錯誤しながら徹底的に検証し、組み合わせたときの高い安定感と最も美しく見えるバランスを追求しています。
壁掛け時には、背面の特殊な排熱構造とブラケットにより壁との距離を狭め、まるで窓のように壁に溶け込んでいるかのような印象を与えます。

Slice of Living X8500D シリーズ
X8500D シリーズ

アルミフレームを採用したX8500Dシリーズでは、X9300Dシリーズと同様にシンプルな板の組み合わせで構成。上面から側面にかけて入るラインはシルバーを採用し、スタンドの前板を逆台形に造形することですっきりとした印象に仕上げています。

エンジニアと連携して、
コンセプトを貫く

Slice of Livingというデザインコンセプトがどのように受け入れられるかを検証するため、複数の国でユーザーへのヒアリングを実施しました。特にスタンドは、形や角度、素材や色を変えたさまざまなモックを用意して、より具体的にユーザーの嗜好を調査。デザインの方向性の確証を得るとともに、実現に向けてエンジニアと何度も議論を重ねました。エンジニアと密に連携することで、設計的に困難なデザインでも妥協なくやり遂げることができました。

アートディレクター 横田

アートディレクター 横田
Slice of Living Concept

機能を最大限に引き出す
板の追求

ホームシアタープロダクトでは、リビング空間に自然に溶け込む板としての佇まいを実現しながら、
高品質な音声・音楽や映像の再生といった機能を最大限に引き出しています。

Slice of Living サウンドバー
高音質を体現する板

Slice of Livingをコンセプトにサウンドバーでは「音」の板を重ねて立て掛けてあるイメージを表現しています。筐体と音の出るグリル部を2枚の板で構成。筐体表面にはヘアライン加工を施すことで剛性感を表現し、音質の高さが外見からも伝わるようにしました。パンチンググリルは、リビングに馴染むよう、真黒ではなく微かにあたたかみのあるダークグレーの色味に調整しています。

Slice of Living サウンドバー 壁掛けスタイル

テーブルトップと壁掛けの2つのスタイルに対応。テーブルトップ時には、立て掛けたように若干の角度を付けることで前方に音が響くよう工夫。この板の傾きによって筐体の高さを抑え、テレビの画面を遮らないようにしています。また壁掛け時には、従来よりも壁に寄り添って設置できるなど、板の形状がさまざまな機能的役割を果たしています。さらにハイレゾ対応のNT5では、ハイレゾ音源の再生に不可欠なトゥイーターを正面と上面に配置。テーブルトップ時と壁掛け時で音の出方を切り替えられるようにして、どちらのスタイルでも変わらない高音質を実現しました。

Slice of Living ブルーレイディスクレコーダー
知能を宿す厚い板

ブルーレイディスクレコーダーは、ネットワークにつながるなどの機能を備えていることから、知能を宿した厚い板をイメージ。基盤部を収めた板の上にトレーや表示部を収めた板を重ねるようにデザインしています。上下の板の配色を変えることで、白や茶系の台に置かれたときに自然と馴染むような色を表現。下の板はざらざらとした石のような質感に、上の板は光沢のある質感に仕上げ、ずらして重ねることで2枚の板が重なって置かれているかのような自然な佇まいを演出しています。

コンセプトと機能を結びつける

ハイレゾ対応のサウンドバーは、ハイレゾ音源を再現するために必要なユニットの角度や筐体の容量などが予め決まっており、板状にデザインするのはとても困難でした。そこでエンジニアとコンセプトを共有し、一緒に解決策を模索。最終的には新しいデザインとこれまで以上の高音質の両方を実現できました。板状というデザインを外見だけでなくサウンドバーとしての機能にしっかり紐づけることで、リビング空間における自然な佇まいとサウンドバーの本質的な機能の進化を可能にしたのです。

シニアマネージャー 及川

シニアマネージャー 及川
Slice of Living ホームシアタープロダクト

リビング空間全体での体験へと視野を広げ、
新たなデザインを生んだブラビアと
ホームシアタープロダクト。
日常の心地よい空間で、
さらなる感動体験を実現していきます。