私たちは、体内に存在する「酵素」(化学反応を促進させるたんぱく質の一種)を用いて、食物から活動エネルギーを得ている。その仕組みを応用し、電気エネルギーを得るのがバイオ電池だ。この電池は私たちが口にする、パンや米飯といった炭水化物(ぶどう糖)を燃料にして発電することから、極めて安全性が高い。さらに、ぶどう糖は植物が光合成によってCO2をとりこんでつくるクリーンなエネルギー源であり、エコな電池とも言える(*1)。ソニーは2001年、このバイオ電池の研究開発を開始した。

炭水化物(ぶどう糖)は化石燃料と異なり、大気中の二酸化炭素を増やさない循環炭素(カーボンニュートラル)の一つとして位置づけられる。

| 1. | 負極、正極に用いる触媒に生体触媒である酵素を用いること |
| 2. | 負極、正極の電極上に「酵素」と、酵素間や酵素と電極間の電子の受け渡しを行う「電子伝達物質」を固定していること である。 |




参考文献