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人の心を動かす
ソニー発
香りのエンタテインメント

パーソナルアロマディフューザー
AROMASTIC

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ソニーの新たな挑戦をカタチにする新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program("SAP")」から誕生したAROMASTIC(アロマスティック)は、好きな香りを手軽に持ち運べるパーソナルアロマディフューザー。これまで主に映像や音楽で視覚と聴覚を楽しませてきたソニーが、嗅覚という新たな感性価値に焦点を当てた初の試みだ。ニュービジネスの可能性を掘り起こした開発者2人の想いを、香りの監修を手がけたニールズヤード レメディーズの担当者へのインタビューも織り交ぜて紹介する。

まったく新しい 個人で楽しむ
携帯型アロマディフューザー

ソニーからアロマディフューザーが発売されたと聞いて、多くの人は意外に思うかもしれない。視覚と聴覚のエンタテインメントを追求してきたソニーにとって、嗅覚を刺激する「香り」は未開拓の分野。その未知の領域に誰よりも早く目を向けたのが、新規事業創出部OE事業室の藤田修二氏と寒川恒俊氏のふたりだ。

AROMASTICは、口紅を一回り大きくしたようなスティック状の本体に専用カートリッジをセットして使用する。1つのカートリッジには、あらかじめ5つの香りが詰め込まれており、好きな香りに切り替えて楽しむことができる。「空間を香らせるのではなく、自分の周りだけに香るというところが、これまでにない大きな特徴」と、藤田氏は語る。

藤田修二氏

「香りの世界というのは、まだまだ未開拓の分野」と続けるのは寒川氏だ。世の中的に嗅覚をエンタテインメントにした事例はほとんどなく、ソニーの商品もその例外ではなかった。しかし、嗅覚と“ワクワク”を結びつける企業があるとしたら、それはソニー以外にないと、彼は信じて疑わなかった。「やるならソニーかな。」

寒川恒俊氏

嗅覚という新領域へ

2012年、ソニーの先端マテリアル研究所に在籍していた藤田氏と寒川氏は、「何か新しいことをやりたい」という想いから意気投合。人々に感動やワクワクを与えるためには、気持ちを動かすインターフェイスとしての感覚器官を刺激すればいいのでは?と思い当たる。放課後の部活動のような形で続けられたふたりの商品開発プロジェクトは、藤田氏の留学で一度はお蔵入りになりかけたが、彼の帰国後ふたたび再開される。

香りで新しいビジネスを展開したいと願うふたりの夢を後押ししたのが、ソニーが2014年に導入した新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program("SAP")」の存在だ。「アイデアがある人は誰でも手を上げることができたのです。」と、"SAP"のオーディションに応募した当時のことを藤田氏は振り返る。「嗅覚はまだチャレンジされていない領域」と考えた彼は、寒川氏と温めてきた企画で、競争率の激しいこの社内公募プログラムに挑戦することを決意する。

香りが切り替わったり、何もないところから急に香り始めたり、また香りが消えたり。AROMASTICは、嗅覚に焦点を当てただけではなく、香りの楽しみ方も斬新だ。テストマーケティングで多くの消費者の驚きの声を聞いた寒川氏は、「今までにない新しさとソニーが求めるワクワク感を提供できるんじゃないか」 という想いをますます強めていったという。

Sony × Neal's Yard Remedies

AROMASTICの香りの監修を手がけたのは、英国ロンドン生まれの老舗オーガニックコスメブランド、ニールズヤード レメディーズだ。1981年にコヴェントガーデンに英国初のナチュラルアポセカリー(自然薬局店)をオープンした同社は、オーガニック植物の豊かな香りにこだわった商品づくりを展開している。それぞれの植物に合った方法で、じっくり丁寧に抽出された香りは、日本でも定評がある。そんなアロマの専門ブランドに、香りとは無縁のソニーから、ある日、思いがけない問い合わせがあった。

「最初、ニールズヤードのエッセンシャルオイルを提供してくださいという話かなと思ったんですね。それが『一緒にやっていきましょう』という、一歩踏み込んだ提案でしたので。」 そう語る営業本部の羽生宏幸氏も、突然のオファーに面食らったひとりだ。

羽生宏幸氏

一方、企画広報部の小菅考寛氏は、AROMASTICの話を受けた当初「世の中を探せば、こういう商品は他にもあるんじゃないのかな」と思い込んでしまったと告白する。しかし、ソニーの最新技術を搭載したアロマディフューザーの詳細を聞けば聞くほど、入り込めば入り込むほど、「あ、何かこれ、ひょっとしたら凄いことになるんじゃないか」と、その可能性を思い直すようになった。

小菅考寛氏

香りをもっと自由に持ち出せるように

ソニーの革新技術とニールズヤードのエッセンシャルオイル。この意外性に富んだコラボレーションは、今までになかったアロマの楽しみ方の提案でもある。手軽に持ち運べて周囲に香りが広がらないAROMASTICなら、例えば電車の中や仕事中でも気兼ねなく、好きな香りを楽しむことができる。オフィスで集中したいときや、大事な場面の前に緊張をほぐしたいときなど、AROMASTICをサッと取り出してボタンを押すだけで、好みの香りで気分を変えることができるのだ。

「知らなかった香りに出会えるというのが、まず面白いところで、私たちが創る香りの世界というものも、どんどん広がっていくんじゃないか。」と語る寒川氏。彼自身もAROMASTICを使うことで、未体験の香りを気軽に楽しめるようになったという。

ニールズヤード レメディーズの羽生氏と小菅氏が期待しているのは、毎日の暮らしの中での香りの習慣化だ。さまざまな香りのニーズを持った人たちに、もっと自由にAROMASTICを使ってもらいたい。そして、クルマの中や病院など、日常風景の中でごく自然にAROMASTICを手にする人を見かけるようになればいい。そんな未来を思い描いている。

そして藤田氏は、AROMASTICの未来についてこう語る。「かつてソニーが音楽を外に持ち出したように、香りを自由に外に持ち出して、誰もが楽しめるような、そんなものにしていきたい。」

音楽のように、人の心をダイレクトに動かすことができる香り。その可能性に情熱を燃やし、世界中の誰もが予想もできないような商品を生み出すことこそが、藤田氏と寒川氏の夢であり、ソニー社員としての使命なのだ。

こんな内容

  • まったく新しい 個人で楽しむ
    携帯型アロマディフューザー
  • 嗅覚という新領域へ
  • Sony × Neal's Yard Remedies
     
  • 香りをもっと自由に持ち出せるように

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