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新しいライフスタイルは、
ユーザーと創る。
「スマホより自由な
デバイス」って?

Future Lab Program

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ソニーの技術や研究開発の一部をオープンにすることで、ユーザーとともに新しい価値を生み出していく"Future Lab Program(フューチャー・ラボ・プログラム)"。ソニーのR&Dが母体となっている本プログラムでは、開発中のプロトタイプの一部を公開し、ユーザーから直接フィードバックを得ることでR&Dの開発力強化を図る。またソニーが目指している未来を共有することで、将来のソニーファンになってくれるようなユーザーとのつながりを深めていく狙いがある。

ユーザーとプロトタイプを共有し、
イノベーションを起こす。

「新しい技術の研究開発は、機密性が高いので、通常は社内の限られたメンバーだけで議論します。私たちはソニーらしい新体験を生み出すというゴールを目指しつつ、技術の専門家として技術も追い求めたい。その中で、本当にこの技術が求められているのか、目指している方向は正しいのかなど、迷いながら開発していることも実は多いんです」

そう語るのはソリューション開発部で統括部長を務める岡本直也氏だ。R&Dの最前線に立ち、多くの製品開発に関わってきた岡本氏は、今は商品化が決まってない開発段階のプロトタイプをユーザーと共有することが非常に重要になっているという。

イノベーションを起こそうとする場合、初期段階では社内でも賛否両論あることがほとんどだ。例えば、より画質がよくなる、より音質がよくなるというのは、当然誰もがよいことだと考える。しかし、誰もがよいというものを追求するだけでは、ライフスタイルを変えるようなイノベーションを起こすことは難しい。一方で、イノベーティブなアイデアには、"そんなものが必要なのか"という意見が最初は必ず出る。

「イノベーションを起こすようなコンセプトの場合、初めは10人中8人くらいが懐疑的です。でも、2人は"これは絶対に価値がある"と心底信じている。そこにチャレンジし開発を進めていくうち理解者は増えていきます。そんなコンセプトこそ、世の中に問いかけたい。共感してもらえたり、私たちも気づいていない発見があれば、大きな力になりますし、逆にここは違うとか、現段階では全然足りていないなど、意見をいただくことで開発の方向性はより定まっていくんです」

岡本直也氏

岡本直也氏

スマートフォンから、
目を、耳を、手を解放する、コンセプト"N"。

そんなチャレンジから、"N"という名のコンセプトプロトタイプが誕生した。Nは耳を塞ぐことなく音楽や音声による情報を楽しむ、ソニーらしい遊び心が詰まった日常に新しい体験をもたらすアイテムだ。

「Nはアイズフリー、イヤーズフリー、ハンズフリーがコンセプトになっています。例えば我々の生活に不可欠なスマートフォンという製品はとても便利で、もう十分満足だと思う人が多いかもしれませんが、私たちエンジニアは、もっと素晴らしい未来が実現できるはずだと考えます。スマートフォンを使っている間は、画面に目を奪われ、操作をするにも手を取られる、音楽を聞こうと思えばイヤホンのために外の音が聞こえない、といった具合で実はとても制約が多い。私個人としては、未来はいろいろな制約が少なくなり、もっと人が自由になっている世界の方がいい。Nはできるだけ人を制約から解放することをテーマにしています」

そんなNのネックバンド型のウェアラブルデバイスも、最初に若手エンジニアが提案した時は、多くが懐疑的だったという。岡本氏自身も当初はそんな側にいた。しかし、実際に"音楽を身にまとう"という体験をし、Nの可能性を確信した。

「私には四歳の子供がいるんですが、Nのプロトタイプを身につけて一緒に公園に行ったとき、たまたまカーペンターズの曲が流れたんです。外界の音が遮断されないので、我が子と公園にいるシーンにBGMが流れてきた感じです。いつもの週末にただ近所の公園に遊びに行っただけなのに、その瞬間、日常のワンシーンが急にすごく大切な瞬間に感じられた。『ああ、この瞬間を十年後に思い出したりするのかなぁ』なんて感傷的な気分になったんです(笑)。いつもの道を自転車に乗りながら音楽を聞くのもすごく新鮮でした。少し楽しい気分になって、馴染みのある風景を鮮やかに感じました。でも、これは実際に体験しないとわからない。Future Lab Programでは、こういったその人の日常の中にある技術が可能にする感性に響く体験を、ユーザーのみなさんと発見し育てていきたいと考えています」

Nはネックバンド型ウェアラブルデバイスと、オープンイヤー型イヤホン、そして独自の音声情報サービス

Nはネックバンド型ウェアラブルデバイスと、オープンイヤー型イヤホン、そして独自の音声情報サービスから構成される。これらの技術要素を結集させて目指すのは「耳をふさがず、ハンズフリーで、音楽や情報を楽しむ」自由な体験だ。Future Lab Programのロゴは、そんな目指すべきものをユーザーと共有する、「フレーミング(目標)」を表している。

皆さんと一緒に
新しいライフスタイルを提案したい。

Future Lab Programでは、ユーザーにどう使ってもらいたいかは特定していない。むしろそれぞれの生活の中で新しい発見をしてもらいたいという。開発者も気づいていないような画期的な使い方が見つかることも期待している。

「私たちは技術に関してはプロフェッショナルだと自負していますが、その技術の可能性はユーザーの方々と一緒に発見し、進化させるものだと思っています。私たちはその貴重なフィードバックを受け、技術を向上させたり、そこからインスピレーションを得て、新たな開発に取り組みたい。エンジニアとしては、技術によるイノベーションがよりよい未来を創ると信じていますし、やはり技術あってのソニーです。その技術で、人々の心が豊かになったり感性に訴えかけるような感動を生み出したい。そうして、人々に常に新しいライフスタイルを提案していくのが、ソニーのDNAであり、ソニーのR&Dとしてのミッションなのです」

オープンイヤー型イヤホン

オープンイヤー型イヤホン

こんな内容

  • ユーザーとプロトタイプを共有し、
    イノベーションを起こす。
  • スマートフォンから、目を、耳を、
    手を解放する、コンセプト"N"。
  • 皆さんと一緒に
    新しいライフスタイルを提案したい。

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