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大人も子どもも楽しめる!
「あったらいいな」を実現できるキット"MESH"

MESH

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ソニーの新たな挑戦を形にする新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」。アイデアの「種」を促進させる本プログラムから、大人から子どもまで誰でも楽しめる革新的なDIYツールキット「MESH」が誕生した。

アイデアと遊び心で、
作れる"仕掛け"の可能性は無限大。

「MESH」は、小さなブロック型の電子タグを組み合わせることで、電子工作やプログラミングの知識がなくても、連係動作を簡単につくり出すことができるIoTデバイスだ。それぞれのタグが、動きセンサー、LEDライト、ボタンスイッチなどの機能があり、アプリ上でワイヤレスに連係することで、自分のアイデアを元にして様々な仕組みづくりを楽しめる。

「特に子供がMESHを通じて創り出すものは、ユニークなものが多いですね。」

そう語るのは、本プロジェクトの共同創立者であり、プロジェクトリーダーを務める萩原丈博氏だ。萩原氏は「MESH」を使ったワークショップも開催しており、子供たちの柔軟な発想力には驚かされることも多いという。

「MESHを思いついたきっかけは、目覚まし時計のストップボタンだけ洗面所にあったらいいなと考えたことでした。私は朝が弱いので、洗面所まで行かないと止められないようにすれば、目覚まし効果があるな、と思ったんです。大人でも子供でもこれが欲しい!という製品はあると思いますが、当然その要望は一人一人違ってきます。それならば、完成品をつくるのではなく、誰もが簡単に使えるツールを提供するほうが解決に近づくのではないかという思いがありました」

萩原丈博氏

萩原丈博氏

アプリで連携!

アプリで連携!

「誰でも自分のアイデアを形にして、
楽しめるのがMESHの魅力。」

例えば「MESH」を使えば、「ドアに取り付けた動きセンサータグが出入りを感知すると、部屋のLEDライトが点灯する」といった仕組みを、ハードウェアをつくる技術がなくても容易に再現できる。

ワークショップに参加した子供の一人は、モップに動きセンサーを、ブラシにモーターを付けることで、モップで掃除をするとブラシが動いて応援してくれるという仕組みを創り出した。その他にも、歯ブラシに加速度センサーをつけ、『上の歯を磨きましょう』という音声が出た20秒後に『今度は下の歯です』と呼びかける仕組みを小学三年生が創るなど、年齢に関わらず誰でも自分のアイデアを形にして楽しめるのが、「MESH」の大きな魅力のひとつとなっている。

人感タグを使えば、廊下を歩く人を検知しお知らせしてメールで通知

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動きタグ+スマートライトで子供でも使えるお手軽スイッチに!

動きタグ+スマートライトで子供でも使えるお手軽スイッチに!

クラウドファンディングで商品化。
作った先の楽しさも、提案したい。

萩原氏は元々、本プロジェクトの始動前は、研究開発の部署に所属しソフトウェアのアルゴリズム開発に従事していた。ハードウェアは専門外であったが、アメリカへ留学しシリコンバレーのオープンなものづくりに触れた経験から、「MESH」の前身となるアイデアを提案した。

「コンセプトを言葉で説明して、相手に伝えることはなかなか難しいものです。特にハードウェアは私の専門分野ではなかったので、とても苦労しましたね。ただ周囲にはハードウェアを専門とする優秀な人たちが沢山いました。そこで、まずは彼らと協力をして、プロトタイプの開発に取り組んだんです」

ある時、メンバーと議論を重ね少しずつ形にしていったプロトタイプを子供たちに渡してみた。すると、子供たちは説明を聞く前に、怪獣ごっこをするなどして勝手に遊び始めた。プロトタイプがあれば、特別な説明がなくても子供でも使うことができる。説明なしに使うことができるというのは、実物があることの価値であると感じたと萩原氏は当時を振り返る。

その後は、ユーザーテストを兼ねながらワークショップを実施。アメリカの西海岸で10万人以上の来場者が訪れる「Maker Faire」に出展するなど、イベントへの参加も精力的に行った。実際にMESHに触れる機会をつくることで、ユーザーからの「使ってみたい」という声が徐々に増えていった。

ユーザーからの好意的な反応がうれしかったという萩原氏は、欲しいと言ってくれた人たちにきちんと届くようにと、2015年1月にはクラウドファンディングへと踏み出す。アメリカのクラウドファンディングサイト「Indiegogo」を利用したこのファンディングは、2ヶ月後の2015年3月に成立。5月には無事支援者に出荷した。7月には一般発売も開始するなど、非常にスムーズな展開を見せたが、これは世の中へ送り出せるまでの設計を詰め、入念な準備を積み重ねた成果だ。

タグはこれからもどんどん増えていく

タグはこれからもどんどん増えていく

大企業の強みを活かすことで生まれたユニークな製品として、先駆的な存在になった「MESH」。今後の展望を訊くと、「まだまだ進化したい」と意欲的だ。

「誰もが扱えるからといって、本当にゼロからアイデアを考えてMESHでつくるのはハードルが高いと思うんです。使い方を集めて共有できるようにしたり、それぞれの使い方にアレンジを加えるなど、“自分の思い通りにできる楽しさ”も提案していきたいですね。そのためには、モノづくりだけでなく、コトづくり、コミュニティづくりも重要になってくるでしょう」

イノベーションを起こすには、好奇心と未知を楽しむ遊び心を持つこと大切だという萩原氏。ソニーに根付く未知を楽しむ遊び心は、新規事業創出という世界中が注目する分野でも大きな力となってくれるはずだ。

こんな内容

  • アイデアと遊び心で、
    作れる"仕掛け"の可能性は無限大。
  • 「誰でも自分のアイデアを形にして、
    楽しめるのがMESHの魅力。」
  • クラウドファンディングで商品化。
    作った先の楽しさも、提案したい。

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