<報道資料>

プレスリリース 目次
2001年 3月 15日

新商品

“DVCAM”の商品ラインナップを強化
撮影現場での編集も可能な業務用ポータブルエディティングレコーダー 発売

−NAB 2001(全米放送事業者連盟主催の放送機器展)に出品−
DSR-70A

業務用ポータブルエディティングレコーダー『DSR-70A』



 ソニーマーケティング株式会社(社長:林 誠宏 本社:東京都港区)は、デジタルビデオ(以下DV)を使った業務用制作システム“DVCAM”シリーズとして、撮影現場でも迅速に編集できる“DVCAM”ポータブルエディティングレコーダー『DSR-70A』を発売します。

型 名発売時期希望小売価格(税別)
業務用ポータブルエディティングレコーダー『DSR-70A』2001年6月1日130万円


 『DSR-70A』は、6.4インチカラー液晶ディスプレイとオーディオスピーカーを装備しており、撮影現場での高精度の編集作業も可能な業務用デジタルポータブルビデオレコーダーです。本機は、“DVCAM”1000シリーズと同様に±0.5倍速までのノイズレス可変速再生/高品位ジョグオーディオ機能を搭載するとともに、家庭用/業務用のDV(25メガビット/秒)ファミリーテープ(DV LPモードで記録されたテープを除く)の再生が可能です。さらに、単体での使用に加え、本機を2台あるいは“ベータカムSX”ポータブルエディター『DNW-A25』と連結し、ダブルデッキ編集機としても使用できます。
 “DVCAM”は、家庭用DV圧縮方式と同じ圧縮方式を基本に業務用途向けに開発され、高画質・高音質で、小型・軽量化を実現した業務用VTRとして、企業、プロダクション、ケーブルテレビ、ビデオジャーナリスト向けに96年より販売し、国内累計販売台数は4万台を突破(2001年3月末)する見込みです。今回“DVCAM”のラインナップを充実させることで、屋外収録用途が多いプロダクションやCATVを中心に、企業、文教、ブライダルなど幅広い映像制作ユーザーのご要望に応えてまいります。
 なお、本機は、4月23日から4日間米国ラスベガスで開催される「NAB 2001(世界最大の放送の総合展示会)」に出品する予定です。



●主な特長


1. 小型・軽量のオールインワンタイプ
コンパクトなボディに、6.4インチカラー液晶ディスプレイ(640×480ドット)、オーディオスピーカー、ジョグ/シャトルダイヤル、編集機能を搭載。容易に持ち運べ、外付けのモニターや編集コントローラーを接続することなくシステムが組め、高い機動性と省スペースによる運用を実現できます。

2.“DVCAMフォーマット”
“DVCAMフォーマット”を採用。4:1:1サンプリング8ビットデジタルコンポーネントのビデオ記録、48kHz/16bit・2chまたは32kHz/12bit・4chのPCMデジタルオーディオ記録により、高画質・高音質を実現。スタンダードとミニの2種類のカセットサイズがあり、用途に応じてカセットを選択できます。最長3時間の連続記録再生が可能です。

3.±0.5倍速までの可変速再生/高品位ジョグオーディオ
±0.5倍速までのノイズレススロー再生機能を搭載。ノイズのないクリアなスローモーションを実現しました。また、編集に重要なコマ送り/スロー再生時の高品位ジョグオーディオにも対応します。

4.DV(25メガビット/秒)ファミリーテープ再生が可能
本機はDV LPモードで記録されたテープを除く、家庭用/業務用全てのDVフォーマット(25メガビット/秒)の再生が可能です。しかもカセットアダプターやメニュー設定の変更も不要です。

5. 高精度な編集機能
±0フレーム精度のアッセンブル・インサート編集が可能。本機からのコントロールによるVTR2台の編集に加え、外部の編集機と組み合わせたカット編集やノンリニア編集用のVTRとしても使用できます。

6.豊富な入出力インターフェイス
アナログのComposite、Y/C、XLRオーディオ標準装備に加え、SDTI(QSDI)入出力はオプション『DSBK-150』で、アナログコンポーネント入出力にはオプション『DSBK-170』、i.LINK/SDI入出力にも同時発売のオプション『DSBK-160A』(希望小売価格20万円)で対応します。

7.その他
・ インターナル信号発生器を内蔵(映像:カラーバーまたはブラックバースト、音声:1kHz正弦波または無音信号)
・ VITCタイムコードに対応
・ DMC(ダイナミックモーションコントロール)編集機能を搭載
・ EDLメモリー機能(最大10エディットポイント設定が可能)
・ カメラ2台からの入力スイッチング記録が可能
・ DSR-70Aを2台使用して、最大6時間の連続記録が可能


●主な仕様


信号方式 NTSCカラー方式
記録方式 回転ヘッドヘリカルスキャン方式
テープ速度 約28.193mm/秒(DVCAMモード時)
記録・再生時間 184分(PDV-184ME/184N使用時)
40分(PDVM-40ME使用時)
早送り・巻き戻し時間 3分以内(PDV-184ME使用時)
●アナログビデオ入力
リファレンスビデオ
コンポジット
S映像
コンポーネント(オプションDSBK-170使用時)
 
BNC x 2 (ループスルー)
BNC x 2 (ループスルー)
4ピンミニDIN×1
BNC ×3(入出力切替)
●アナログ音声入力
オーディオ(CH1,2)
 
XLR 3pin(オス) x 2
●アナログビデオ出力
リファレンスビデオ
 コンポジット1/2(スーパー)
S映像
コンポーネント(オプションDSBK-170使用時)
 
BNC x 1
BNC x 2
4ピンミニDIN×1
BNC ×3(入出力切替)
●アナログ音声出力
オーディオ(CH1/3,2/4)
オーディオモニター
 ヘッドホン
 
XLR 3pin(メス) x 2
ピン x 1
JM-60ステレオホーンジャック×1
●タイムコード
タイムコード入力/出力
 
各BNC x 1
●デジタル入出力(オプション)
i.LINK 入出力(DSBK-140使用時)
SDTI(QSDI)入出力(DSBK-150使用時)
SDI・i.LINK 入出力(DSBK-160A)
 
IEEE-1394 6 pin x 1(入出力兼用)
BNC x2
BNC x2、IEEE-1394 6 pin x 1(入出力兼用)
●コントロール系
RS-422A
 
D-Sub 9ピン ×1
LCDディスプレイ 6.4インチ、640×480ドット
スピーカー 内蔵スピーカー×1
電源 DC12V
質量 約5.5Kg
最大外形寸法 211×149×443mm(幅×高さ×奥行き:突起物を除く)
消費電力 約50W(オプション装着時)
主なオプション
希望小売価格
(税別)
NEW DSBK-160A:SDI,i.LINK入出力ボード 20万円
DSBK-140: i.LINK入出力ボード 12万円
DSBK-150:SDTI(QSDI) 入出力ボード 16万円
DSBK-170:アナログコンポーネント入出力ボード 2万円
DSBK-180:デュアルビデオ入力ボード 10万円

※お客様からのお問い合わせ:
ソニーマーケティング(株)情報システムマーケティング本部
TEL 03-5792-2449
※ソニードライブ DVCAM商品プロモーションサイトURL https://www.sony.jp/products/Professional/AV/DVCAM/