SONY

ソニーイメージングギャラリー 銀座

山田久美夫 作品展 Flowers - Colors of Light -

山田氏の作品展の被写体は、身近なところに咲いている花たちです。その花たちをクローズアップすることにより、美しい色彩となめらかで豊かなグラデーションを、ふんわりとやさしい雰囲気に仕上げています。鮮やかな色や繊細な色が織りなすその幻想的な世界は、見るひとの心を癒してくれます。身近なところに咲いている花だからこそ、その最も美しい表情にめぐりあうことができる、自分の視点の持ち方次第で、足元に素敵な世界が広がっていることを感じさせてくれます。

「写真を光で感じてほしい」

今回の作品展は、最初から大画面の4Kテレビでご覧いただきたいという、山田氏の言葉がスタートでした。なぜプリントではなく4Kテレビなのか。それは山田氏の写真に対する真摯な思いから出た発想です。「一般的に、美しいプリントに仕上げたものが写真表現の最終形というイメージがありますが、必ずしもそうではないと私は思っています。その想いは、フィルムカメラ時代にまで遡ります。当時は、ポジのチェックをライトボックス上で行っていました。その透過光で見た時の美しさが、今でも強く心に残っています。そして写真において、自然な立体感を表現するには、豊かなグラデーションが大切です。以前から4Kテレビがそれにとても適していると思っていました。今回の作品展では、透過光で見る写真の美しさを、より多くのみなさんに体感していただければと思います。」

また、今回の作品は、マクロレンズで撮影されたものはごくわずかです。ではどのように撮影されたのか。「一言でいえば、最新のミラーレスカメラだからできるちょっとした工夫と、昔からある撮影テクニックです。詳しくはギャラリーやトークショーでお目にかかった時にお伝えしたいと思っています。」

大型4Kテレビに次々と繰り広げられる幻想的で透明感のある花の写真で、一足先に春を感じてみてはいかがでしょうか。

山田やまだ 久美夫くみお プロフィール

写真家。高校時代の1978年に初の個展を開催。1979年よりフリーのフォトグラファーとなる。
作品集「Natural」(1994年)、「ツァイスのふるさとを訪ねて」(1996年)、「ドイツ・ 色と光」(2000年)を出版。また、「ドイツの夜」(1994年)、「神戸・色と光」(1995年)など、これまで30回以上の個展を開催。数々の雑誌やウェブ等で、カメラやレンズについて執筆している。
1999年より「DigitalCamera.jp」を運営する。