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DSC-RX1/SLT-A99V/NEX-VG900
DSC-RX1/SLT-A99V/NEX-VG900
[ 2012.11.20 up ]

映像世界を牽引する旗手たち

CMOSイメージセンサーを自社開発・生産しているからできる、カメラづくりがあります。DSC-RX1、SLT-A99V、NEX-VG900。レンズマウント部に輝くアンバーのリングは、35mmフルサイズのCMOSイメージセンサーを搭載している証です。それはソニーの技術力と同時に、ソニーデザインの幅広さも、人々の目に印象づけてくれます。

新津 琢也
新津 琢也
ソニー(株)
クリエイティブセンター
統括部長
高木 紀明
高木 紀明
ソニー(株)
クリエイティブセンター
プロデューサー/シニアデザイナー
小幡 伸一
小幡 伸一
ソニー(株)
クリエイティブセンター
シニアデザイナー
坂田 純一郎
坂田 純一郎
ソニー(株)
クリエイティブセンター
プロデューサー/デザイナー
角田 拓一
角田 拓一
ソニー(株)
クリエイティブセンター
デザイナー

グランドアンバーに込めた意思

新津

新津:ソニーはCMOSイメージセンサー開発に大きな力を注いできました。事実、高画質と高感度が求められるデジタルカメラの世界で、多くのメーカーがソニーの撮像素子を採用しているほどです。その技術力の象徴が、35mmフルサイズCMOSイメージセンサー。これを搭載した"α"Aマウント、"サイバーショット"、"ハンディカム"を一挙に世に送り出すことで、ソニーの培ってきた技術力と、映像文化を進展させる強い意志を示したいというのが、今回のカメラ群開発の発端でした。

35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載モデルということは、すなわち、そのカテゴリーのフラッグシップモデル。3つのカテゴリーを横断して開発できる機会など、滅多にありません。いつもにも増して、気の引き締まる思いでデザインに着手しました。

まず、カテゴリーによって製品の機能も使い方も違います。そのため、造形に統一感を持たせるのとは異なるアプローチで、フルサイズイメージセンサー群としてのイメージをどう与えるかを検討しました。採用したのがマウント周りにあしらったアンバーです。私たちはこれをグランドアンバーと呼んでいますが、"α"Aマウントシリーズのシナバーから遠く離れず、ソニーらしさを伝えられる最適なトーンとして調色しています。

例えば、NEX-VG900(以下VG900)。これは、「レコーダー部をNEX-VG10と揃えたい」という与件でデザインしたものです。このシリーズは業務用途で使用されることもあるため、操作感やアクセサリーに影響を及ぼすようなデザイン変更はナンセンス。その上でCMOSセンサーとシャッター機構が入る部分を検討し、全体的なバランスもブラッシュアップしていますが、そのままではフルサイズイメージセンサー搭載モデルとしての登場感が足りません。ところが、グランドアンバーをあしらうだけで、印象が変わる。プレミアムなプロダクトであることが伝えられる。グランドアンバーが十分に機能しているという、好例です。

DSC-RX1/SLT-A99V/NEX-VG900

テンサイルスキンの完成形

小幡

小幡:私たちはSLT-A77V("α77")で「テンサイルスキン」という表現手法を確立しました。これは、内側から外へ張り出すかのようなエッジラインと、内側に収斂しようとするネガ曲面が拮抗し、複雑な造形を自然にまとめるものです。今回のSLT-A99V(以下"α99")では、その手法をさらに進化させたいと考えました。

その試みは、レンズを外してもらうとよく分かります。一眼レフカメラのマウント周りは、オーバル状にエッジが立つのが普通です。ネジも見えるなど、どうしても内部機構や強度の都合が表に出てきてしまいます。それに対して"α99"は、ここも「テンサイルスキン」の手法で処理しています。内側から何か張り出そうと見せるエッジラインは、ソニーロゴの上、一カ所のみ。それ以外は自然な曲面で全体をまとめています。

このラインが「テンサイルスキン」のポイントとなるだけに、エッジの立て方を徹底的に吟味しました。実機を見ると、ソニーロゴがわずかに下方を向いているのが分かるでしょう。これは、マウント面から微妙にオーバーハングさせているため。おかげで、エッジラインに強い緊張感が宿りました。

一方で、操作性の向上にも努めました。ファインダーを覗いたままでも操作しやすいよう、操作ボタンの凸量を調整するほか、ボタンのトップ面に小さな突起をつけたり、窪み形状にしたりと、指先の感覚だけで必要なボタンが探せるよう配慮しています。

DSC-RX1/SLT-A99V/NEX-VG900

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