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Feature Design Active Style Headphones
[ 2008.4.1 up ]

「原型」を生み育んだ矜持

ヘッドホンで音楽を楽しみながら、スポーツに汗を流す。そんなライフスタイルの源流を創ったソニーから、新しいヘッドホンの提案です。斬新なスタイリングと個性的なラインアップは、デザイナーの提案から生まれたもの。「原型」を生んだメーカーとしての自負と、それに甘んじないデザイナーの意欲が、ここに結実しています。

和田 淨氏
和田 淨
ソニー(株)
クリエイティブセンター
チーフアートディレクター
湯山 恭男氏
湯山 恭男
ソニー(株)
クリエイティブセンター
シニアプロデューサー
小宮山 淳氏
小宮山 淳
ソニー(株)
クリエイティブセンター
プロデューサー
木村 奈月氏
木村 奈月
ソニー(株)
クリエイティブセンター
デザイナー

デザイナーの意欲がプロジェクトを動かす

和田 淨氏

和田:ジョギングやジムで汗を流すとき、お気に入りの音楽をBGMにできたなら。そんな声にお応えし、ソニーでは以前からアメリカを中心に"Sports"シリーズを展開してきました。これは耐水性や耐衝撃性を備えたポータブルラジオ、ポータブルオーディオプレーヤー、そしてセキュアにフィットするヘッドホンなどで構成されるプロダクト群です。

今回、私たちデザイナーに与えられたミッションは、そのヘッドホンのリニューアル。しかし、単に従来のコンセプトを踏襲し、デザインだけを刷新すれば済む話でしょうか。ここ数年でスポーツの世界は大きく変化しています。かつてスポーツといえば、いわゆるトレーニングのことを指し、ファッション性は二の次にされがちでした。それが現在では、より「見せる」「見られる」ことを意識する人が増えています。どうせ汗をかくとわかっていながら、フィットネスクラブへ出向くためにわざわざ化粧をしたり、ウェアを選んだり。また、エクストリーム系のスポーツでは、ファッションと音楽へのこだわりは顕著です。

そのような時代に向けたヘッドホンのデザインは、現行モデルの単なるアレンジでよいはずがない。もっと新しいコンセプトとオリジナリティを追求するべきではないのか。そう考え、デザインの立場からスタイリング、装着感、さらにはラインアップのあり方まで新規に検討し、製品化を提案したのが今回のアクティブスタイルヘッドホンになります。

ファッションとスポーツ、テクノロジーの融合

Active Style Headphones

小宮山:アクティブスタイルヘッドホンをデザインするにあたり、私たちは3つのキーワードをコンセプトに掲げました。ファッション、スポーツ、そしてテクノロジーです。テクノロジーは機能美と解釈してもらってもよいでしょう。以前のスポーツギアは機能と信頼性を追求するため、いかにも"いかつい""これ見よがし"な造形になりがちでした。しかし、現在ではハイテク素材を採用することで、非常に洗練されたスタイリングが実現されています。最先端の競技用自転車、あるいはゴルフのシャフトや釣り竿なども、パッと見ただけではミニマムなデザインで何の変哲もありません。しかし、使ってみると機能的にとても優れている。よく見ると、素材やディテールが凝ったりしていて、そこが独特のすごみを放っている。ヘッドホンのデザインでも同じことが表現できないか、と考えたわけです。

湯山: スポーツシーンで使うヘッドホンとして、まず実現すべき機能とは装着性です。激しい動きをしても、落ちにくいことが求められます。しかし、パッドを大きくし、きつく側圧をかけるのでは芸がありません。デザイン的には最小限の構成要素で、フワッと巻き込むようにフィットして落ちないものができたなら。この「ありそうでなかった造形」にさまざまなアプローチを試みた結果、アクティブスタイルヘッドホンには5つのモデルをラインアップすることにしました。

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