SONY

メニュー
サイト内検索ボタン

サイト内検索エリアを開く

MDR-1
MDR-1

プロダクトがすべてのメッセージを語る

前坂

前坂:今、市場にはどんな広告やパッケージが展開されているか。我々デザインセンターヨーロッパでは、地の利を活かしてあらかじめリサーチを行い、ワークショップに臨みました。私もSmallも、ロンドンで生まれるトレンドに日々触れている自負があります。積極的に提案を続けていくうちに、東京でプロダクトデザインを、イギリスでコミュニケーションデザインを手がける体制が自然とできました。

まず考えたのは、プロダクトの世界観を、どう象徴的に表現するか。マーケットリサーチで得た「ソニーはプロダクトの力でモノを語ってほしい」という声がヒントになりました。東京では、それに応えるプロダクトデザインが生まれつつあります。ならば、それをストレートに見せるのが王道であり、ソニーらしさです。

辿り着いたコミュニケーションデザインのコンセプトは「Product Hero」。華飾をできるだけ排除して、プロダクトそのものの魅力だけで堂々とコミュニケーションする手法は、ソニーの顔となり得るプロダクトだからこそ実現できるとも言えます。このコンセプトに則り、パッケージや、店頭、WEBなどで使われるキービジュアルなど、プロモーションに必要な各種ツールとコミュニケーションガイドの制作に取り掛かりました。

もう一つマーケットリサーチで実感できたのは、トレンドリーダーたちの『本物の質感』に対する強いこだわりです。そこで、パッケージやキービジュアルに使用するイメージ制作は、CGではなく実写にこだわりました。レザーの質感やハンガーの艶めかしい金属感。微妙なディテールを余すところなく表現するには、CGだけでは不十分だからです。

撮影には、イギリスのライフスタイル・マガジンでも活躍しているフォトグラファーを起用しました。プロダクト周辺に漂う空気感や奥行き感も、そのまま切り取ってもらいたい。ハイエンドなモデルでは、そういった不可視な雰囲気も大切なエレメントです。彼は、それを上手く表現してくれました。

image

Design

image

Sound Quality

image

Wearing Comfort

プレミアムなギフトを届けたい

image Small:通常、ヘッドホンのパッケージは多言語の説明や注記で埋まってしまいます。そこで今回は、プロダクトが納まるボックスにスリーブが巻きついている二層スタイルを採用し、この問題を解決しました。購入後にスリーブを外すと上質なボックスが現れ、中にアクセサリー類を入れたまま保管できます。まさにプレミアムなギフトボックスとして仕上げました。

ボックスの蓋を開けると、上質な布の上に置かれたヘッドホンだけが目に入ります。取扱説明書などは内蓋の中に隠してあるため、目に入りません。パッケージ上でも「Product Hero」を実現しているわけです。

モデルごとの世界を可視化する

Small

Small:苦労したのは、3モデルの差別化です。特にアングルの決定には相当な時間をかけました。ノイズキャンセリングモデルMDR-1RNCは、正面から赤いリングが見えません。Bluetooth対応のワイヤレスモデルMDR-1RBTは、コードレスとひと目で伝えたい。それぞれに最適な見え方を模索しました。

もちろん、背景の色にも理由があります。スタンダードモデルのMDR-1Rは、シリーズ共通のアクセントカラーである赤を。ノイズキャンセリングモデルは、ノイズのない静謐な空気を表現するためクールグレーを。ワイヤレスモデルは、一般的なBluetoothのイメージから青を。すべてのクリエイションにメッセージを込めました。

image

「1」に込めた情熱と自信

森本:ソニーのモニターヘッドホンは、世界中のレコーディングスタジオで定番となっています。その系譜であるモニターシリーズに加え、インナーイヤーのリスニングモデルとしての最高峰を目指したXBAシリーズ、そして今回のリスニングシリーズの最高峰であるMDR-1の開発を終え、ソニーのヘッドホンのトップラインがついに完成したという手応えを感じています。

飯嶋:プロダクトの型番に「1」を使うことは、メーカーにとって勇気のいることですが、それにふさわしいプロダクトができたと自負しています。ぜひ、多くの方に実際に装着感と音質を試してほしいと思います。個人的には、マーケットリサーチに協力してくださった皆さんに。あなたの欲しかったヘッドホンはこれだと、胸を張ってお伝えしたいですね。

12|3|