Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z
Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z
[ 2013.2.27 up ]

Xperia™ Zシリーズが映し出す、未来のカタチ

斬新なデザインを世の中に提案しつづけてきたXperia™から、新たなスマートフォンXperia™ ZとXperia™ Tablet Zが誕生した。その造形は、まるで一枚の美しい板。そこに映し出されたのは、もっと自由な未来のカタチ。Xperia™新章が、その幕を開ける。

鈴木
鈴木
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
デザインマネージャー
隅井
隅井
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
アートディレクター
日比
日比
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
シニアデザイナー
杉山
杉山(タブレット)
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
シニアデザイナー
金田
金田
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
リードデザイナー
梅田
梅田(タブレット)
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
デザイナー
秋山
秋山(UI)
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
デザインマネージャー

最も美しい一枚の板

隅井

隅井:Xperia™はこれまで「ヒューマンセントリックデザイン」というデザインフィロソフィーを軸に据えながら、機種ごとにデザインテーマを掲げてきました。今回のXperia™は、2012年の「Iconic Identity(アイコニックアイデンティティ)」という、ぱっと見たときのアウトラインで、誰でも一筆書きできるような造形テーマをさらに進化させています。その中で、プロダクトのポテンシャルを最高の次元までどれだけ引き出せるかを追求したのが、このXperia™ Zです。

いま世の中のスマートフォンはソフトウェアとの親和性を高め、キーなどの要素を削ぎ落としてさらに薄くなっています。そこで将来的にどんなスマートフォンをつくるべきかを突き詰めて行くと、究極的には一枚の板になるのではないかと考えました。それなら、最も美しい1枚の板をソニーが最初につくってしまおうと考えたわけです。美しい板というデザイン言語を、ソニーが最初に世の中に提案するのが狙いです。また、タブレットとの親和性のみならず、ソニーのディスプレイ群としてTVとの親和性や、UXを含め、一貫したデザイン言語の開発をカテゴリーの壁を越えて実施しました。

鈴木

鈴木:もともとXperia™には、ディスプレイはコンテンツを楽しむための「窓」であるという考え方があり、それが徐々に進化していき、まさにプロダクトそのものが「窓」であってもいいのではないかという考えのもと、ガラスの一枚板というコンセプトにつながっています。もちろん前回のXperia™のアークフォルムに込められた「Human Curvature(ヒューマンカーバチャー)」という思想も継承し、エッジに柔らかな曲線を備えることで、ユーザビリティーは損なわないようにしています。

日比:このXperia™ Zはソニーの最新技術をすべて集約したスマートフォンと言えます。ハードウエアとしての凝縮作業がそのままデザインに繋がるので、必然的にシンプルな表現になっていきます。ただシンプルなものと無個性なものは紙一重。そこに強いアイデンティティーを創出するために「OmniBalance design(オムニバランスデザイン)」というテーマを掲げました。「omni-」というのは「すべての」という意味なのですが、どこから見ても同じ要素で構成されていて、均等なバランスを保ちながらカタチの流れを無くすということです。

これまでのプロダクトはカタチに方向性を持たせることで特徴をつくってきました。ただ逆にそれがユーザーの使い方を規制していた可能性もあります。たとえばボールのように360°方向性のないデザインなら、もっと自由にあつかうことが可能なはずです。そういう思想を板形状に落とし込み、普通ならあえてカタチや材質で特徴をつけるところを、Xperia™ Zの基本構成は表面も裏面もガラス、側面もガラスに近い質感をもったフラットな素材で構成しています。6面すべてをガラスで包んだような極めてシンプルなデザインは、「美しい板」というデザイン言語を体現するとともに、Xperia™の新たなステージの幕開けを表現しています。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

愛着を生むための精度の追求

日比

隅井:実際のリサーチで、各国のユーザーがスマートフォンに何を求めているかを聞くと、「長く使えること」が答えとして多い。長く使うためには壊れないこと、愛着が持てることが重要です。カタチで表現するキャラクターはあっというまに死んでしまいます。本物の素材を高精度につくり、かつ飽きないようにするため、どこまで削ぎ落とせるか、どこまでプロダクトの精度を高められるかが、Xperia™ Zで最も重視したところですね。

日比:ガラスを採用したのはデザイン的な理由だけではありません。最後に6面の板をアッセンブリすることで防水性能や高い剛性を実現できるので、従来の構造よりもかなり効率がいい。構造を含めて様々な視点でメリットが豊富だったからこそ、このデザインを選んだという感じですね。

この「オムニバランスデザイン」はすべての方向でシンメトリーなため、どこを持っているのか分からなくなる可能性がありました。そのため、一番押しやすい、ボディの中心から少しズレたところにパワーキーを置き、持った瞬間にどこか分かるようにしています。キーの素材には金属を使用し、精密加工することで、金属の価値観をより強く表現しています。それがアイコニックなポイントのひとつになっています。

さらにフルHDになったことで映像や音の体験がかなりハイレベルになっています。その体験をデザインで邪魔しないように、ノイズとなる余計な要素を極力減らすようにデザインしました。使っているときは端末の存在感は消えていますが、じっくり見たときにその魅力がぐっと出てくる。店頭で目立たせるマーケティング発想のデザインではなく、ユーザーが使うことを考え、おのずとシンプルで価値観のあるプロダクトであることを目指しました。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

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