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Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z
Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

深みのある究極のガラス表現

金田

金田:プロダクトと同じように、一枚の美しい板をつくるというコンセプトをもとにカラーの開発もスタートしました。シンプルになればなるほどカラーやマテリアルのフィニッシュの精度が大切になるので、いかに完成度を上げられるかが求められました。今回Xperia™シリーズとして初めて背面にもガラス板を使ったのですが、強化ガラスをそのまま採用するのではなく、その一歩先の美しさを追求できないかと考えました。

ただ普通にガラスに色を印刷すると、反射する色が淀んでしまいます。この淀みをなくすため偏光蒸着という技術を使い、ブラックだったら深く奥行きのある黒に、青く冷たい色で反射するように、ホワイトなら澄んだ透明感のある白に、不思議な黄みの反射を出すようにコントロールしています。パープルでは偏光パールを使用して、角度によって青紫から赤紫まで変わるマジックアワーのような豊かな表情を引き出しています。ガラスの面の表現に留まらず、空間的な美しさや緊張感といった深みのある、ガラスのポテンシャルを引き出すような究極のガラス表現を目指しました。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

一方、フレームの部分は丸くてやわらかい形状なので、そのやわらかさを生かしてマット仕上げにしています。手にとってみると自然となじむ感じが分かると思います。ちょっと冷たいガラスのソリッドさに対して、触ってみると心地よいフィット感、そういう相反するものも「オムニバランスデザイン」として融合させています。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

今回、新規色としてパープルを提案したのですが、ホワイトとブラックがすでに高級感のある仕上げになっていたので、そこに並ぶものとしてふさわしい色や表現を模索しました。過去の実績に囚われるようなマーケット的思想は入れずに、純粋にプロダクトの佇まいを際立たせるカラーを追求し、最終的に新規性がありながら、プレゼンスのあるパープルにたどり着きました。さらに今回は、本体の持つ世界観をキープするために、はじめて充電スタンドも3色つくりました。

日比:充電スタンドには長年培ってきた設計思想があり、デザインする上でかなりの制約になっていました。その中だけで試行錯誤するのではなく、従来あたりまえだと思い込んでいた設計思想を変えていくことで、おのずと新しいデザインに変わっていきます。結果としてXperia™ Zの世界観にマッチする今までにないスタンドが実現できました。

最も薄く、軽い一枚の板

杉山

杉山:まず、Xperia™ Tablet Zの商品コンセプトとして、スマートフォンとタブレットとの相互的体感・連携の更なる訴求が基軸となっています。そのため、デザインとしてもXperia™ Zで掲げた「オムニバランスデザイン」を踏襲し、強固な親和性を表現する必要がありました。その上で、スペック的にも世界最薄※1・最軽量※2(※1:10インチクラスの液晶を保有するタブレット製品において。※2:10インチクラスの液晶を保有するLTE搭載タブレット製品において。/2013年2月現在。)を目指して、プロジェクトは始動しました。世界最薄・最軽量実現のため、背面のパネルに軽量、且つ、高剛性を備えた「軽量強化グラスファイバー」を採用しています。

梅田:ただ、「軽量強化グラスファイバー」を使用して美しい板を造るのは、とても困難を極めました。この素材は、ガラス繊維を編み込んだシートを数枚重ねた後、樹脂を染み込ませ、プレス加工して板形状にしています。重ねるシートの枚数によって強度や厚み、サーフェスの仕上がりが変わってきます。強度と厚さ、サーフェスの仕上がり具合のバランスを何度も調整し、薄さ約6.9mmという、10.1インチクラスのタブレットで世界最薄・最軽量を実現することができました。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

梅田

杉山:Xperia™ Tablet Zもメインフレームに対し、最後に6面の板をアッセンブリすることで効率の良い防水構造を実現しています。この基盤となる部品構造もセットサイズに大きく貢献している要因の1つです。また、ユーザビリティーへの配慮として、タブレットの場合、右回転によって縦横が切り替わるというアプリケーションが多いため、パワーキーやボリュームキー等のインターフェースをスマートフォンと逆の位置に配置しています。アイコニックなアルミ製のパワーキーは、両手で持ったときに人差し指が最初にあたるところにレイアウトし、縦に持ち替えてもアクセスしやすくしています。

梅田:カラーは当初ブラックのみの予定でしたが、スマートフォンと同じ世界観であればホワイトも欲しいという意見が多くあり、タブレットとして初めてホワイトに挑戦しています。背面のサーフェス処理は、ブラックは少し青みがかった奥行き感のある色に、ホワイトには少し黄色いパールを入れて深みをだし、スマートフォンとタブレットを買いそろえたくなるような共通の世界観を持たせています。仕上げもいろいろトライをしていますが、タブレットは手にのせて使う機会が多いので、側面のフレーム部分から背面側まできれいにマット仕上げで繋がるように処理し、手にやさしくなじむようにしています。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

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