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Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z
Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

生活に寄り添うようなUIデザイン

秋山

秋山:今回のXperia™ のUIは、スマートフォンもタブレットも、同じプラットフォームを使っています。当初のUIはメディアを中心とした考え方で、ムービーや写真を見るときや音楽を聴くときの没入感を大切にしていました。そのためコンテンツを立たせるように背景を黒くしていたのですが、ユーザーのレンジが広くなってきて、若い女性が使うようになるともう少し軽さや柔らかさが欲しいという声もあり、メールやカレンダーなどのデイリーツールは読みやすさを重視した明るいUIデザインに改良しています。

立ち上がったときの画面のグラフィックもこの機種から変更し、ソニー全体を考えたストーリーをつくっています。ソニーエリクソン時代は青いグラフィックを進化させればよかったのですが、将来的にVAIOやテレビでの使用も想定して、ソニー全体で同じ世界観になるようにそろえていきました。かつXperia™ブランドとしての色も出さないといけないため、今回のグラフィックに辿りつくまでには相当苦労しました。

このグラフィックのコンセプトに採用したのは、建築をはじめ様々なクリエイティブ領域の中から生まれた「パラメトリシズム」という考え方です。コンピューターの計算式を使って、有機的なカーブや造形に落とし込む手法なのですが、最終的にソニーの「Listen」や「Watch」の「Experience color」を使いながら、有機的なデザインに仕上げました。

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

またフルHDになって画面が細かくなったのでアイコンは全部作り直しています。ただUIの場合、アイコンのデザインはドラスティックに変えてしまうと逆に使う側が迷ってしまいます。今まで使っていたときと同じように自然に入り込めて、快適さも得られることを最優先に考え、印象は大きく変えずにディテールを描き込んでいます。

Xperia™ ではじめて5インチの大画面に挑戦しているため、UIでもそれを生かせるように上下の黒いステータスバーとナビゲーションバーを半透明にすることで、画面をより大きく見せられるようにしています。プロダクトとUIのデザインが密接に関わりながら、よりXperia™としての統一感を出すために最後まで調整しました。

方向性をなくすことで、もっと自由になる

Xperia™ Z/Xperia™ Tablet Z

鈴木:今回のXperia™ Zは、過去を否定するのではなく、これまでの進化の積み重ねによってたどり着いたと言えます。一枚の美しい板のようなフラットな造形において、設計もデザインも嘘をつけません。だからこそ、ソニーが今持てるものの最高を追求できたと思います。最高のスペックを全部入れたハイエンドのモデルとして、一番上のステージで戦える商品ができあがったと思います。

日比:今回「オムニバランスデザイン」というコンセプトをもとに、より自由なスマートフォンを目指してXperia™ Zをつくりましたが、さらにこの先、ユーザビリティーという概念すらなくなってしまうような、もっと自由なものに進化していくべきだと思っています。道具を使っている事を忘れ、ただ純粋に情報と対話が出来るのが理想です。そのとき、人もコミュニケーションも、もっと自然体になれるのではないでしょうか。スマートフォンの進化の到達点とは、そういうところではないかという気がします。

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