Xperia™ T/TX/V/J
Xperia™ T/TX/V/J
[ 2012.12.27 up ]

アークが描き出す、スマートフォンの未来

初代Xperia™ arcのデザインを継承し、ソニーから新たなスマートフォンXperia™ T/TX/V/VC/Jシリーズが登場しました。
なぜ今、再びアークフォルムなのか。さらにシンプルに研ぎ澄まされた造形と洗練されたインターフェース。継承と進化の先に浮かび上がったのは、ソニーが見据えた未来のスマートフォンの姿でした。

鈴木
鈴木
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
デザインマネージャー
日比
日比
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
シニアデザイナー
Jensfelt
Jensfelt
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
シニアデザイナー
Waldner
Waldner
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
シニアデザインマネージャー
金田
金田
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
リードデザイナー
石田
石田
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
エクスペリエンスプランナー
今村
今村
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
アートディレクター
de Léon
de Léon
ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)
インタラクションディレクター

「快適さ」の追求から生まれたアーク

鈴木

鈴木:初代Xperia™ arcの話からさせていただくと、2010年から2011年のXperia™のデザインテーマとなった「Human Curvature(ヒューマンカーバチャー)」という思想がそのはじまりでした。それは、たとえば人の背中のような「人間的な曲線」という意味なのですが、常に持ち歩くスマートフォンはとても身近な存在なので、人に心地よい曲線を取り入れることで、親しみやすくなったり、結果として持ちやすくなったりという「快適さ」につながると考えました。

そのコンセプトをもとに、より強くシンプルなデザインを追求していったときに生まれたのが、アークフォルムです。このアークフォルムは、実は親指の付け根のカーブのカタチからきているのですが、鉛筆を走らせたときにできる弧の形状、その曲線がそのまま手のひらにフィットするのではないかと思ったのが発想の原点です。

実際にアークフォルムにすることで、片手で支えたときも心地よく、横にして両手で持ったときもバランスがいい。さらに、ボディ中央部を薄くするために、アンテナやカメラなど厚みのある部品を両サイドに配置すると中身の効率化も図りやすい。「快適さ」という基本コンセプトに造形と中身がぴったりと一致して、初代のアークフォルムは誕生しました。

2つのコンセプトが融合した造形

日比

鈴木:今回なぜアークフォルムを継承したか。それは、この特徴的なカタチが市場で高く評価されたこともあるのですが、2012年に新たに掲げたXperia™のデザインテーマ「Iconic Identity(アイコニックアイデンティティ)」というコンセプトにもマッチしたのが、もうひとつの理由です。このコンセプトは、2012年春のXperia™ NXTシリーズに採用された「フローティングプリズム」というデザインの開発プロセスで生まれた発想でした。

日比:前回、Xperia™ NXTシリーズで改めてXperia™としてのデザインを考えたときに、多種多様にあるスマートフォンの中で、他社との差別化がとても難しかったんですね。そこでソニーらしさを強く打ち出すために、ひと言でプロダクトの特徴を表現できないかと考えました。たとえば「フローティングプリズム」なら、「透明なスリットが入ったスマートフォン」と言えば、みんながすぐにXperia™を認識でき、会話のなかでもイメージが流通しやすい。さらに、どの角度から見てもアイコン的に表現できれば、プロダクトがさらに強さを持つのではないかと考えました。それが、「アイコニックアイデンティティ」という思想でした。

鈴木:もともとアークフォルムは、弧を描くだけでXperia™だと説明できるように、造形そのものが記号性を持っていました。そこで初代のXperia™ arcの「快適さ」というDNAは残しつつ、造形をよりシンプルに表現することで、Xperia™の新しいカタチが見つかるのではないか。その考えにたどり着いたときに、「ヒューマンカーバチャー」と「アイコニックアイデンティティ」という2つの思想が融合し、新しいアークフォルムの在り方が見えてきました。

Xperia™ T/TX/V/J

Xperia™ NXTシリーズ

|1|23