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Life Space UX ニュース

空間そのものを活用して体験を創出する「Life Space UX」。
ソニーはさまざまな活動を通して、その体験の場を提供しています。

Life Space UX

食卓から、旅に出よう。「旅と科学のレストラン」始動!

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[ Report ] 2016.04.28
「旅と科学のレストラン」

4月6日、東京・原宿にあるサロンスペースに、1日限りのレストランがオープンしました。
その名も「旅と科学のレストラン」。これは、食への科学的なアプローチから新しい食の楽しみ方を考えていく、ラボのようなレストラン。ゲストがメニューをプロデュースし、Life Space UXのプロダクトを使った演出を取り入れながら、参加者のみなさんと新たな「食空間」を探っていきます。

旅と科学のレストラン Presented by Life Space UX

第1回目のゲストは、ライフワークとして食と旅を追求しているモデルのNOMAさん。テーマは、NOMAさんが3年前に旅をして大好きになったというペルー。旅先のシーンをポータブル超短焦点プロジェクターを使って紹介しながら、ペルーへトリップしたような気分を味わえる食卓が実現しました。

ペルーのマチュピチュ
ペルーの子供達と船
NOMA モデル。日本人の父とシシリア系アメリカ人の母の間に生まれ、佐賀県で自然に囲まれて育つ。大学では国際関係法律や環境法について学ぶ。2011年にアジア、アフリカなど、世界各地を巡った異文化体験談をつづったエッセイ本を出版。アーティストやアパレルブランドとのコラボ制作にも携わり、2012年以降はダイニングレストランやカフェのプロデュースも手がける。趣味は旅、ポラロイド、料理、蕎麦の食べ歩き。

知的好奇心を触発する食卓

食に深い関心があり、マクロビオティック(※1)のフードマイスターという資格も取得しているNOMAさん。当日会場の「IKI-BA | 粋場」を訪れると、準備の真っ最中でした。この日はNOMAさんがペルー料理からインスピレーションを受けたメニューを考案したアイデアスケッチをもとにIKI-BAのシェフ 塚本亮介さんが料理を手がけました。

NOMAさん
IKI-BA シェフ 塚本亮介さん

こちらは、スターターとして提供された「キヌアの植木鉢」。

キヌアの植木鉢

ビーカーの中に入っているのは、古代インカ帝国時代から栽培されてきたという植物「キヌア」。ビーツや竹炭を使い、カラフルに染められています。こちらのように、この日のメニューはすべてペルーのエッセンスを取り入れながら、NOMAさんの独創的なアイデアでユニークにアレンジされていました。

IKI-BAの2階にあるサロンスペースに参加者のみなさんが揃うと、いよいよイベントがスタート。机の上には、不思議な料理名が並んだメニューや、フラスコ、ビーカーなどが。一体何が始まるのかと、わくわくしてきました。

不思議な料理名が並んだメニュー

はじめにソニーの森原さんが「みなさんと一緒に、今までにない食の体験を探っていきましょう」と挨拶すると、ウェルカムドリンクが運ばれてきました。
そのお酒が、なんともユニーク!試験管の中に入っています。

試験管の中身は、ペルーのカクテル

試験管の中身は、ペルーのカクテル「ピスコサワー」。「ピスコ」という白ぶどうの蒸留酒を使った、アルコール度数の高いカクテルです。
NOMAさんが「今日は皆さんと一緒に素敵な時間を過ごせることを嬉しく思います。Salud!(スペイン語で乾杯という意味)」と乾杯の音頭をとると、あちこちから「うまい!」いう声が。爽やかな酸味のある、キュッと甘いカクテルでした。

参加者の皆さんで乾杯

参加者は1人ずつ自己紹介しながら、自分の好きな旅先を発表。デンマークや台湾、メキシコ、アイスランドなど、さまざまな地名が挙がりました。参加者の皆さんの職業は広告や建築、プログラミング、農業、印刷など、クリエイティブな仕事に携わっている方が多かったようです。

※ マクロビオティック:食文化研究家 桜沢如一(1893〜1966)が提唱した玄米や雑穀、野菜、海藻などを主体に摂取する食療法。「マクロビオティック」という言葉はマクロ=大きく長い、ビオ=生命、ティック=学・術という意味から成る。

アイデアが広がる「私のプレート」

「私のプレート」

続いてのメニューは「私のプレート」。ここでは、お皿の形をした紙にそれぞれポータブル超短焦点プロジェクターをどう使ってみたいか、アイデアを書いていきます。

ポータブル超短焦点プロジェクター 約8cm幅とコンパクトでありながら、壁や床面に投写が可能。壁にぴったり付けた状態で22インチ、28cm離した状態で最大80インチの映像を投写(投写面からの距離によって投写サイズが変わります)。スピーカーとバッテリーを内蔵しているため、どこでも好きな場所で映像を楽しめます。

その後は、「キヌアの植木鉢」やフラスコに入ったジャイアントコーン(ジャイアントコーンの原料はペルー産)を食べながら、思い思いのアイデアをシェア。ある女性の方は、サプライズパーティに使いたいと語ってくださいました。「仰々しくスクリーンを用意していたりしたら、何かが始まるなとばれてしまう。でも、このプロジェクターならパッと思わぬところに映せるから、うまくサプライズを演出できると思いました」。たしかにポータブル超短焦点プロジェクターは、映像を映すのがとにかく簡単。充電をしてぽんと置くだけなので、設置にまつわる面倒くさいことが、ほとんどありません。

思い思いのアイデアをシェア

仕事でプレゼンテーションすることが多いという参加者からは、「資料をただパソコンから見せるだけでは味気ないので、室内の壁や家の壁面に映したらおしゃれだなと思います」との意見も。そのほかにも、「食卓に花を映してテーブルコーディネートしたい」「料理中にレシピを映して見たい」など多彩なアイデアが飛び交いました。

農業に携わる男性のアイデア

農業に携わる男性のアイデアは、まさに農家ならではのものでした。「以前、通りがかりの人と話していたら、『ゼロから野菜を生み出す農業って面白い』と言われたことが、すごく新鮮だったんですよ。僕にとっては普通のことでも、面白いと感じてくれるんだなって。だから、今度は野菜ができるまでの過程をお皿の上に映して、料理と一緒に出してみたいですね」。このアイデアには、NOMAさんも共感。「ご飯を食べる時、私たちは食卓に届く前の物語をなかなか知ることはできない。その物語を食べる人にも伝えられたら、すごくいいですよね」。

ここで、ちょっと変わった演出が。テーブルに置かれたポータブル超短焦点プロジェクターが、突然お皿の上に映像を映し始めました。のぞきこむと、キッチンで料理をつくっているシェフの手元が見えます。しかも録画映像ではなく、1階にあるキッチンの様子をリアルタイムで映し出しているよう。この演出に、みなさんは「あ、いま海老が出てきた!」などと釘付けに。

ポータブル超短焦点プロジェクターで料理をリアルタイム映像
料理のリアルタイム映像はNOMAさんのアイデア

この演出も、実はNOMAさんのアイデア。「レストランで1番の特等席はカウンター席」と語るNOMAさんが、カウンターでシェフの手さばきを見る醍醐味をテーブルでも味わえたら、と考えたのだそうです。これは、今までにありそうでなかったアイデア!