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Life Space UX ニュース

空間そのものを活用して体験を創出する「Life Space UX」。
ソニーはさまざまな活動を通して、その体験の場を提供しています。

Life Space UX

ニューヨークのMoMA Design Storeで、リリースイベントを開催!

[ Report ] 2016.06.10

新たな空間体験の創出を目指すLife Space UXは、世界各地のさまざまな場所で、その体験を拡張しています。そして、今回向かった先は、最先端のカルチャー発信地として世界中から集まる挑戦者で賑わうエネルギッシュな街、ニューヨーク。

「LED電球スピーカー」、「グラスサウンドスピーカー」、そして「ポータブル超短焦点プロジェクター」の3つを携え、イノベーティブでデザイン性の高いプロダクトを世界中から集めるMoMA Design StoreのSOHO店にて、5月17日に発売記念イベントを開催しました。

来場者写真

新たな日常体験と、非日常の茶室空間がストアに登場

MoMA Design Storeの店内には、ふたつの対照的な空間を用意。
ひとつは、「日常生活のなかでの新たな体験の提案」として、ゆったりできる大きなソファやテーブルのあるリビング、ダイニングルームや書斎、絵本やおもちゃが転がった子供部屋、そしてイームズのラウンジチェアが映えるプライベートなリラックススペースを。

左/リビング、右/子供部屋
一つひとつの商品を手に取りながら熱心に質問するお客さまたち

特に注目を集めていたのは、ポータブル超短焦点プロジェクター。

「場所を選ばずにどこでも気軽に好きな映像が映せるのがいいわ!ベッドに寝転がって天井に好きな映画を映し出したりしちゃってね、そのまま眠れたら最高じゃないの」

「壁にくっつけといても映し出せるなんて画期的、今はプロジェクターを棚に置いて映画とか見てるけど、誰かが通って影が映ったりするとどうしても気が散っちゃうからさ」

と、来場者にはBluetoothで簡単に接続できることで、配線がジャマにならないシームレスさやポータブルな点が特に魅力的に映っていた様子でした。

グラスサウンドスピーカーやLED電球スピーカーを熱心に見るお客さまたち

一方でグラスサウンドスピーカー、LED電球スピーカーの周辺には、興味深そうに商品を眺めるお客さまが集まりました。

「グラスサウンドスピーカーはシンプルで美しい多機能なプロダクトだね。近くで眺めながら音を聞いているだけで浄化されるよ」
「このLED電球スピーカーを複数合わせて光らせたらクラブみたいになりそう」

また、「ウチには別のサウンドシステムが全部屋に置いてあるから、使用環境を考えると、プロジェクターとスピーカーも接続できたら最高なんだけどなぁ」などと、プロダクトへの興味のみならず、「新しい音の体験」にアイデアがどんどん湧き出てくるようでした。

非日常の茶室空間で表現した「空間を変える力」

店内には、新しい日常生活とは対照的にもうひとつ、「プロダクトがいかに空間を変えることができるか」をテーマに、日本の伝統的な空間様式である「茶室」をイメージした非日常空間を用意しました。昨年末の六本木で開催されたイベント「茶道meets Life Space UX」でもご登場いただいた茶人の松村宗亮さんを迎え、茶室を模した空間にもプロダクトを配置。このオリエンタルな雰囲気に、MoMA Design Storeのスタッフも興味しんしん。和気あいあいとした明るい雰囲気の中、イベントを心待ちにしていた来場者を迎え入れました。

茶室・松村さん

「茶室」というと、本来は静謐な空間の中で、型に従いながら丁寧にお茶を味わうといった気品高い文化を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、茶の世界をコンテンポラリーな空間と接続させることに挑む松村さんとのコラボレーションはひと味違いました。

茶人に隠れるように配置されたポータブル超短焦点プロジェクター。障子に見立てたスクリーンに広がるのは、星がきらめく宇宙から、緑豊かな岩場を勢いよく流れ落ちる滝、赤紫色に染まった空を背にゆっくりと沈む夕日の映像。その画を背景に静かにお茶を立て始めた松村さん。彼の一挙手一投足に連動した映像と、グラスサウンドスピーカーから湧き出る、泉に包まれたようなやわらかくあたたかな音をまとった空間に、静かに佇む観客の表情も心なしか優しい表情に。

初めてのお茶会を楽しむお客さまたち

MoMA Design Storeディレクターが語る、未来の驚き

10年以上MoMA Design Storeに在籍するベテランで、数々のプロダクトを世の中に送り出してきたディレクターのチャイさんからは、家電のデザインがもたらす新たな可能性を語ってくれました。

「Life Space UXの商品はとてもイノベーティブ! 今まで空間を作るにあたって邪魔になっていた配線が消えたことで、よりテクノロジーがシームレスユーザーの生活に寄り添えるようになったことが、新しい生活体験をもたらしうると感じました」

チャイさん

「ポータブル超短焦点プロジェクターは魔法のよう。どこに持って行ってもスクリーンが作れちゃうから、例えば、家族みんなでお気に入りのアニメーションやYou Tubeを見たり、画用紙にアニメを映して子どもたちがお絵描きするようなこともできる。私には夫と2人の子どもがいるのだけど、どこに映して何を見るのか、一緒になって考えることですらみんなで楽しめちゃうのも魅力のひとつ。子どもたちは抵抗なく新しいものが取り入れられるから、これに親しんだ子どもたちがまた新しい驚きを生み出すかもしれない…と考えると、楽しい未来が作れそうな気がして夢がふくらむわね」

そう語るチャイさんは、また一方で、このプロジェクター生活空間だけではなくアーティストたちの新しい表現方法として提案したいとも考えているそう。

「メディアアーティストによるパフォーマンスが増え続けている昨今、距離や高低差が疎外していた表現が可能になったり、機体がコンパクトな分、映せる映像の量が増えることからも可能性が広がると思います」

生活空間にとけ込むイノベーティブな製品としての認識が強く印象づいた今回のイベントは、ニューヨークという土地にも、Life Space UXの新たな種が根付くきっかけになったようです。

今後は、「新しい音楽・映像体験」を、現地のクリエイターとともに作り上げていくのも面白いかもしれません。その空間はギャラリーにとどまらず、ホテルの部屋やレストランなど、可能性は無限。世界中のクリエイターたちがこぞって遊び始めたら、楽しい未来がやってきそうです。

【情報】

取材・文 Junki Ikeda

開催日

2016年5月17日(月)

ゲスト

松村宗亮(茶人・裏千家茶道准教授、SHUHALLY代表)

和菓子

坂本紫穂

茶器

金理有(陶芸)

映像コンテンツ協力(順不同)

ALMA MUSIC BOX プロジェクト
LandSkip
他社比社

会場

MoMA Deisgn Store