Possibilities

幅広い応用性

Triporous(トリポーラス)は、用途に合わせて形状や粒度(メッシュ)を調製できます。そのため、浄水フィルターなどの水浄化分野から、エアフィルターなどの空調産業分野、洗浄剤などのヘルスケア分野、さらに消臭繊維などのアパレル分野まで幅広い応用が可能。ソニーはトリポーラスの優れた吸着特性を世の中に広く提供し、環境汚染の改善や生活の快適性の向上に貢献していきます。

Triporous WATER

浄水器などに、
さらなるウイルス除去性能を

トリポーラスは、液相内での吸着速度が速いうえ、従来の活性炭では除去しづらい大きな有機物質の除去にも優れています。具体的には、フミン質のような大きな有機分子、アレルゲンのような蛋白質、ネコカリシウイルスやバクテリオファージMS2などのウイルスにおいて、活性炭よりも高い除去特性が確認されています。また、トリポーラスは高多孔性のためフィルターの圧力損失の低減にも貢献できます。さらに今後、トリポーラスの水浄化特性を生かし、途上国や新興国の浄水器、または災害時の簡易浄水器への応用も考えられています。工業分野においても、食品製造工場における食品加工用水のろ過や、工場排水の水処理装置用フィルターなどへの活用も期待されています。

Triporous AIR

さまざまな場所や空間で、
空気の清浄対策に

トリポーラスは、気相内の有害物質を吸着し、空気を長時間清浄に保つことが可能です。浄水フィルターと同様に、トリポーラスの高多孔性を生かした、より圧力損失の低いエアフィルターを実現できます。この優れた吸着特性により、家庭内の空気清浄機、公共施設の脱臭フィルターや工場の外調フィルターへの応用が検討されています。医療・ヘルスケア分野では、病院内の空気清浄はもちろん、トリポーラスの医療用マスクへの展開も期待されています。一方、展示作品を保全するため常に高度な空気浄化が要求される美術館や博物館にも、トリポーラスの吸着特性が役立つと考えられます。また、トリポーラスの大きな細孔にさまざまな素材を複合化することで、これまでにない使い方が生み出されることも期待できます。

Triporous FIBER

アパレルウェアや
ホームファブリックに、
新たな消臭効果を

トリポーラスは繊維素材に組み込めるため、アパレルウェアやホームファブリックへの応用が可能です。ソニーは、2018年の第31回におい・かおり環境学会で、体の匂い成分の高速吸着技術を発表。また、消臭性能を長時間キープするテキスタイルの技術も公開しました。これらの技術は、汗の臭いが気になるスポーツウェアやアウトドア製品などに効果を発揮すると考えられます。さらに今後、トリポーラスを含有したテキスタイルの開発を視野に入れ、ご家庭のカーペット、自動車や飛行機などの座席シート、医療機関や介護施設などのベッドシートなど、消臭・防臭が求められる多くの分野での貢献を目指します。

Triporous WASH

ボディケア製品に、
優れた消臭・浄化特性を

トリポーラスは、シャンプーや洗顔フォーム、石鹸などのボディケア製品にも容易に含有できます。ある医薬品メーカーでは、トリポーラスを含有し、体臭・汗臭・加齢臭の元となる成分を素早く吸着する洗浄剤の実用化に取り組んでいます。医薬品メーカーとの共同検討により、トリポーラスが臭いを発生する菌の除去特性に優れることも発表しました。より短い時間で臭いや臭いの元を洗浄できるトリポーラスの特性は、さまざまなボディケア製品のさらなる機能化に貢献できると考えられます。

* 第52回日本味と匂学会(2018年)
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