バーチャルヘッドホンの基本技術として発展してきたVPTは、各種ポータブル機器にインストールされたり、また3D音響エンコーダとして、様々な用途で発展し続けています。

その中の応用例として、近年インターネット網やパソコンの高性能化などの発展に支えられ、従来のようにCD、DVD等のパッケージメディアを介さないでネットで音楽や動画が配信され、これらを楽しめる時代になってきました。

しかしながら、ネット配信で映画の5.1ch の迫力ある音を楽しむためには、十分な伝送スピードと、5.1chに対応したオーディオシステムが必要でした。

そこで、サラウンドヘッドホンのサウンドエンジン(VPT AEP;アコースティックエンジン・プラス)部分を独立させ、またどのようなヘッドホンに対してもクリアな音場感と音場感になるよう更なる磨きをかけて、5.1chソースをVPT処理でバーチャル音場効果を持たせて2ch.化した後、ネットで配信することを試みています。
現在AI I(株)から、音声部分を5.1ch.VPTサラウンドで楽しめる、動画の配信が行われています。

これにより、5.1chをスムーズに通すブロードバンドの力を借りることなく、またパソコン側では通常のヘッドホンのみを用意するだけで特別のオーディオ機器を必要としないことから、映画館のような臨場感のあるサラウンド音声を手軽に楽しむことができます。
このように、サラウンドヘッドホンの基本技術として発展してきたVPTは、常にバーチャルヘッドホンの世界最高峰を目指すだけではなく、3D音響エンコーダ(VPT AEP)として、ネット配信や様々な用途で発展し続けています。