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御殿山の夜空に浮かぶ巨大画面
  • 御殿山の夜空に浮かぶ巨大画面

  • “ソニースコープ”によって本社壁面に映し出された巨大画面。
    コンテンツは「火の用心」「交通道徳」などの公共もの、「昔ばなし」などのマンガシリーズ、ソニー製品の紹介など。

  • 見よ!幻灯機から放たれる閃光を。

  • 威風堂々、これが“ソニースコープ”
 今では繁華街のビル壁面に設置された大画面ディスプレイは珍しくなくなった。ところがこれが1960年当時だと話は別である。時は1961年、小型化がお家芸だったソニーが、この大画面に真っ向から挑んだのである。その名も、巨大幻灯機“ソニースコープ”。幻灯機と言っても今の若い人はわかるまい。要するにスライド映写機だ。なに?スライド映写機も見たことない?失礼しました。

 話を本題に戻そう。で、この“ソニースコープ”によって、東京・品川区の御殿山にあった当時のソニー本社の壁面に、約100メートル離れた当時第2工場と呼んでいた建物から、横24メートル、縦14メートルのカラースライドによる巨大画面を映し出したのである。

 特殊処理を施したカラースライド、4キロワットのクセノンアークランプという強力な光源と70ミリ映画用プロミナーレンズを使用。光源の熱は冷却水を循環させて処理するという水冷式で、装置の総重量は約1トンという驚天動地の幻灯機だ。道行く人はさぞかし驚いたことであろう。映写は3年ほど、週3日、日没後3時間行われ、新聞でも紹介されるほど話題になった。

 まさに今日の大画面ディスプレイの先駆けであり、快挙というほかはないが、その巨大さゆえか残念ながらビジネスには結びつかなかったようである。
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