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1950年代の“動くショールーム”
  • 1950年代の“動くショールーム”

  • 宣伝カーに集まる学校帰りの子どもたち。子どもたちは将来の大事なお客さまである(たぶん現在60歳前後であろう)。
    しかし、何ともいえず郷愁をそそられる写真である。

  • こちらはアテンダントとおぼしき女性が一緒の貴重なカラー写真。
 「市場は自ら創り出すもの」——ソニーが日本初のテープレコーダー「G型」(1950年発売)から学んだこの哲学は、以来今日まで脈々と受け継がれている。しかし、市場は一朝一夕に創り出せるものではない。市場開拓の陰には常に地道な努力があった。
 写真は1950年代に活躍した東京通信工業(=東通工。1958年にソニーに社名変更。つまり今年は50周年ということになる)の宣伝カーである。当時最新のテープレコーダー、トランジスタラジオをはじめ、放送局用の大型テープレコーダーまで積み込んだ“動くショールーム”である。「百聞は一見にしかず」というわけで、北は北海道から南は九州まで、全国津々浦々をこの巨体を揺さぶって巡回し、各地の特約店に新製品を紹介したり、学校などを訪れ即席のステレオコンサートを開いたりした。当時まだ一般的ではなかったステレオの音に大人も子どももさぞや感動したことであろう。これぞ市場開拓の第一歩。その感動がその後のハイファイオーディオという新たなマーケットを生み出すのである。
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