車の自動運転への応用で注目を集める「コンピュ ータビジョン」。イメージセンサ開発と連携したビジョンセンサの知能化やコンピュータグラフィ ックス(CG)との融合による VR/AR などの新映像体験の創出に取り組んでいます。

3次元センシング

実世界を3次元的にセンシングすることで、周囲の空間構造のモデル化や、人やカメラの動きを知ることができるようになります。ソニーではカメラを利用したStereo Vision、Visual SLAM、3D Modelingのアルゴリズムに関する研究開発に取り組んでいます。これらの技術は、モバイルやゲームでのARからロボットのナビゲーションまで、ソニーの幅広い事業領域での活用が期待されています。また、アルゴリズム開発だけでなく、自社製のイメージセンサと密に連携することで世界最高性能の実現を目指しています。

[Visual SLAMのイメージ]

自由視点映像

実世界を3次元的にキャプチャすることにより、後から自由に視点を動かして映像を視聴できる技術が「自由視点映像」です。この技術は「全天球映像」と「任意方向自由視点映像」に二分されます。現在の全天球は3自由度しかありませんが、並進移動の3自由度を合わせた「6自由度全天球」や、任意方向自由視点を実現するために、特定の範囲の空間をキャプチャする「ボリューメトリックキャプチャ」にも取り組んでいます。コンピュータグラフィックスでありながら、実写映像のようなフォトリアリスティック表現を実現するために撮像・映像技術の蓄積を生かした技術開発を行なっています。

[任意方向自由視点映像の撮影から再生まで]

画像認識

画像認識では人や環境物体を認識する機能を提供し、カメラ、ゲーム、モバイルなどさまざまなソニー製品へ応用展開しています。具体的な技術開発としては、Deep Learningなどの機械学習技術を用いた顔認識やジェスチャ認識、物体認識、セマンティックセグメンテーションなどがあります。AI×ロボティクスなどに求められる各種認識技術開発を通じて、実世界でリアルタイム動作するロバストな認識器をソニーの幅広い商品・サービスに展開していきます。

[顔認識における情報抽出の流れ]

Computational Photography

撮像システム(光学系・照明・センサ)に対して、特別な材質・特性の変更や制御を加えることで新たな機能を実現する「Computational Photography」と呼ばれる技術分野が近年注目されています。ソニーがこれまで培ってきた画像信号処理技術に、独自開発を行なった偏光イメージングセンサや画素単位分光イメージセンサなどを組みあわせることにより、高精度な形状取得や植物活性度の測定などのさまざまな新機能を実現しています。

[偏光イメージングによるデプス推定の流れ]
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