SONY

メニュー
サイト内検索ボタン

サイト内検索エリアを開く

福田 和巳

福田 和巳
仕事内容
空間音響技術/研究開発
研究科・専攻
工学系研究科 電気系工学専攻

2013年入社

ソニー株式会社 R&Dセンター
Tokyo Laboratory 20

一人ひとりのお客さまに最適化された、臨場感豊かな音場を提供する

現在の仕事内容

AR/VRをはじめ、映画や音楽においてもニーズが高まっている、空間音響技術の研究開発に携わっています。2019年10月に欧米でサービスを開始した360 Reality Audioにも、私が所属するチームが開発した技術が採用されています。360 Reality Audioは、没入感のある立体的な音場を実現する新たな音楽体験です。ソニーのオブジェクトベースの空間音響技術で、アーティストがライブ演奏をする場に入り込んだかのような、臨場感豊かな音場を実現します。そのような没入感の高い音場を再現するために特に重要なのが、お客さま一人ひとりの聞こえ方の特徴(=聴感特性)に合わせて音場を最適化することです。聴感特性は、頭や耳の形状により個人ごとに異なります。この一人ひとり異なる聴感特性を推定するためにはいくつか手法がありますが、我々はお客さまがより簡単に高い効果を得ることができる、画像を利用した手法の技術開発を進めています。私は現在、開発チームのリーダーを務めています。

入社から数年はカメラ向けの画像信号処理やプロジェクターを利用した3次元情報処理の技術開発を担当していたのですが、もともと興味のあったオーディオに携わるために社内募集制度を利用して異動し、すぐに取り掛かった開発が現在の仕事でした。オーディオをメインとしている部署の中で、これまでに培った映像系の業務経験や学生時代に学んだ機械学習の知識をいかすことで、独自のアプローチで課題に取り組むことができています。

仕事にかける情熱~人間の「聞く」という機能を拡張する、新たな感動を届ける技術を開発するために

360 Reality Audioの開発では、ソニーグループ横断のプロジェクト体制で一丸となって進めることで、One Sonyの熱量を肌で感じるとともに、いくつもの課題を乗り越えることができました。コンテンツ制作に関しても、R&Dのみならず、オーディオ事業の商品企画や設計、ソニー・ミュージックエンタテインメント含むメジャー音楽レーベルのサウンドエンジニアと連携しています。新しい技術によって「映像とオーディオの融合」を実現し、今までにない新たな顧客価値を世界中に届けるという、私にとっても、ソニーにとっても、大きなチャレンジでした。

360 Reality Audioは、すでに多くのお客さまへ新たな音楽体験を届けています。開発した技術が世界中に普及し、多くの反響が得られることは、次のよりよい技術をめざすための大きなエネルギーを与えてくれます。また、今回の技術開発の成果が評価され、ソニーグループにおいてエンジニアに与えられる最も価値の高い賞である、「Sony Outstanding Engineer Award」をいただくことができました。テクノロジーと人材を最重要視するソニーには、このように報奨制度でその功績を認める仕組みが整備されており、技術者としてのモチベーションにつながっています。

将来的には、ウォークマン®によって音楽を持ち歩くことが当たり前になったように、人々があっと驚く新たな技術や製品を広く普及させることに挑戦したいと思っています。例えば、音場の個人最適化が当たり前になり、映画館や駅などあらゆる場所ですべての人が常に自分に適した音を楽しめる、そういう世界を想像しています。人間の「聞く」という機能を技術で拡張していくために、まずは今取り組んでいる技術の改善を地道に進めたいと思います。

なぜソニーに?

一番大きな理由は、ソニーのプロダクトに魅力を感じていたからです。子どものころから電子機器が大好きでしたが、特にソニー製品はデザインが美しく機能も先進的で、いつも憧れていました。誠実でありながら遊び心も感じさせるようなブランドイメージが私の理想と近く、就職活動では自ずと第一志望の企業となりました。

入社後に実感したソニーの魅力はやはり自由さにあると思います。単にそれぞれの社員が好き勝手できるといった自由さとは違い、自由なアイデアやチャレンジを後押しする環境や勤務制度が整っています。また、ソニーの幅広い製品・サービス・技術・人、そのすべてが、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というソニーの存在意義を果たすために向かっていて、高い志のもとで自分の仕事に向かうことができ、常にモチベーションにつながります。その結果、ユニークな商品やサービスを開発できているのだと思います。

この職種を志望される皆さまへ

自ら課題を発見、設定して新たな技術によって解決へと導く

研究開発においては、自律性や創造性が重要であると感じています。現在の製品あるいは世の中で当たり前とされていることに対して自ら課題を発見・設定し、それを新たな技術によって解決へと導くことが研究開発活動に向かう重要な姿勢であると考えています。多様な課題に挑戦する中で必要な知識は自ずと身につけられるので、ベースとなる専門領域の知見をいかしながらも、今の専門性だけにとらわれずにやりたい仕事にぜひチャレンジしてほしいです。ソニーにはさまざまな領域で最先端の研究している技術者がたくさんおり、切磋琢磨する土壌もありますので、新しいことにチャレンジする際も心配はいりません。また、課題を設定する能力は研究開発の上で大いに役立つと思いますので、普段から課題意識をもって行動することを心がけるとよいと思います。
ソニーは、多彩な製品群や最先端技術を有しており、やりたいことを叶えるチャンスが多くあります。自由な雰囲気から生まれる多様なアイデアを、経験豊富で個性豊かな社員のサポートを得ながら、さまざまな制度や活動のもと実現できるのは、ソニーならではだと感じています。また、立場に関係なく能力を発揮して成長していける機会が多くあることも、ソニーの大きな魅力です。

ソフトウェア・信号/情報処理

※ 所属は取材当時のものです。

このページの先頭へ